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ロシアとウクライナ

  2024年2月11日(日)  ロシアとウクライナ

 

○ロシアの大統領選挙が、来月の3月17日に予定されており、立候補の動きがあるようだ。

 

昨年、当ブログに、下記記事を投稿している。

  3つの大統領選挙  (2023/10/14)  (P41)

この記事の中で、3月のロシア大統領選、5月のウクライナ大統領選、11月のアメリカ大統領選について触れているが、本項は、この中の、ロシアの大統領選について補足するものだ。

 

現職の、プーチン大統領の再選は堅いようだが、先日、ナデジディン候補(下図)が10万人の推薦人の名簿を添えて、立候補の届け出をしたようだ。

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メディアの情報によれば、選管が、受け取った署名簿の中の9000人程についてチェックしたところ、16.5%に不備が見つかったという。

5%未満の不備は、許容されるという規定を超えているといい、選管は、最終的に立候補不可と発表している。

ロシア大統領選、プーチン氏ら4人の争いに リベラル系候補登録拒否.html

ナデジディン陣営は、裁判所に上訴する構えのようだ。

ナデジディン氏は、元ロシア下院議員のようで、ロシアのウクライナ侵攻を、明確に批判しているという。

大統領選挙には4人が立候補すると言われ、圧倒的多数で勝利したい現職のプーチン陣営にとっては、ナデジディン候補は、煙ったい存在で、選管に裏で働きかけ、名簿の不備とさせたように思われる。

事実上の、専制国家といえる、プーチン政権下で、このような政治家が、ロシア国内にいる事は、筆者から観れば、良識は生きているという、希望に繋がることである。

 

 

○ロシアの、ウクライナへの軍事侵攻が始まって、ほぼ2年(侵攻は、2022年2月14日)になる。

 この事案に関しては、当ブログでも、数え切れない記事を投稿している。最近は、殆ど情勢が伝えられず、よく見えなかったのだが、先日、動きがあったようだ。

ウクライナ軍の体制に変更があったようで、開戦以来指揮を取ってきた、ザルジニー総司令官が解任され、ジルスキー陸軍司令官が、後任になったようだ。

前総司令官と大統領との間には、これまで、何度か意見の不一致があったという。

 

 下図は、円満に交代したと、国民に感じてもらうために写した写真のようだ。 

 

 ウクライナへの軍事支援を巡っては、最大の支援国であるアメリカ議会で、予算案が通る見通しが立っていないようで、ウクライナを支援しているEU諸国も、気を揉んでいる。

 

また、パレスチナ問題(イスラエルとハマスなどの戦争)の急浮上で、ウクライナ問題への感心が、国際的に薄れてきている、と言わざるを得ない状況だ。


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