2024年1月10日(水) 若鷲の歌(予科練)のこと
今日は、110番の日という。
今朝のニュースでは、最近は、緊急性が低い通報が、2割もあるという。
本稿は、この所気になっている、ある歌を取り上げる。
歌はこうだ。
♪ 若い血潮の予科練の、 7つボタンは桜に碇
今日も飛ぶ飛ぶ霞ヶ浦にゃ、 でっかい希望の雲が湧く♪
ネットで調べたところ、この歌のタイトルは、「若鷲の歌」で、終戦直前の昭和18年に、発表された映画「決戦の大空へ」の主題歌で、西条八十作詞、古関裕而作曲の戦時歌謡で、大いに流行ったようだ。
終戦の昭和20年に尋常小学校1年生だった筆者も、よく覚えている歌だ。(参照:若鷲の歌(予科練の歌) 歌詞の意味 古関裕而.html)
歌詞は、全体で4番まであり、以下のようだ。
歌詞の1番の中にある、霞ヶ浦は茨城県にあるが、先日テレビを見ていたら、霞ヶ浦でのレンコンの収穫風景が出てきて、その連想から、よく覚えているこの歌が思い出されたことだ。
一方、この曲の楽譜だが、やや不鮮明だが、ネットで見つかったので、以下に引用する。
歌詞に繰り返し出てくる「予科練」だが、意味は以下のようだ。
(参照:海軍飛行予科練習生 - Wikipedia.html)
これは、戦前の海軍に所属した、海軍飛行予科練習生のことで、略して、予科練と呼んだようで、語呂がいい。海軍で、若い飛行士を3年間、訓練する制度で、訓練生は、少年飛行兵とも呼ばれたと言われ、霞が浦の近くに訓練施設があったという。戦況を打開するため、特攻隊として戦地に赴いたこともあったようだ。
1番の歌詞にあるように、予科練の制服は、桜に碇をデザインしたボタンが、7つ付いたものだったようだ。下図に、ネットから引用する。
霞ヶ浦に近い茨城県阿見町に、2009年に、予科練平和記念館(下図)が開館しており、若い兵士達に思いを馳せながら尊さと尊さと、平和の大切さを考える場になっているようだ。