2022年12月6日(火) ああ上野駅
最近、以前よく聞いた、「ああ上野駅」という歌謡曲が気になっている。
この曲は、作詞は、関口義明、作曲は、新井英一で、井沢八郎が歌っており、56年も前の昭和39年(1964年)に世に出ている。
歌詞は以下で、1番から3番まであるが、1番と2番の間に、故郷の母を思う科白(セリフ)が入っている。
作詞の関口喜朗氏は、いくつもの歌謡曲を作ったが、代表作は、この、「ああ上野駅」という。
{あの日}に就職列車で上野駅に到着し、上野近隣の八百屋や酒屋などに勤め、自転車で配達をやっているようだ。「とめて聞いてる 国なまり」、の下りは、仕事の途中で自転車を止め、ふと耳にした会話が、聞こえてくる様子を髣髴とさせる、素晴らしい表現だ。
東北出身である筆者には、中学を卒業後、就職列車で上京し、働きに出た同級生が何人かいる。上野駅は、何度となく利用していることもあり、愛着があるため、歌詞に込められた思いが、伝わってくることだ。でも、作詞者は、出身は埼玉とあり、上野とは、そんなに縁が無いだろうに、このような歌詞になっているのは驚きである。
下図は、ネットにある、最近の上野駅であり、不忍口のようだ。上野駅には、パンダの居る上野公園に面した、公園口がある。
ネットで見つけた楽譜は、下図だ。
リズミカルなメロディーが心地よい。
セリフの個所には、BGMが流れるが、良く知っている、「故郷の廃家」(幾とせふるさと来てみればーー)である。