2022年3月2日(水) 税務署で e―Tax
〇 自宅で確定申告
所得税などの、確定申告が始まった。2月16日から、3月15日までの期間である。
下図は、ネットにある、国税庁のサイトである。
例年のように、今年も、自宅のパソコンを使い、ネットで、e―Taxでの申告を試みたのだが、途中までしか進めない。昨年、6月に、新しいPCに更改したことが原因のようだ。しかもまずいことに、旧いPCが、使えなくなってしまっていて、昨年のデータが残っていないのだ。
旧い旧いPCに、手持ちのカードリーダーを接続しマイナンバーカードをセットすると、ランプが点灯するのだが、このPCでは、ネットアクセスはもうできない状況だ。
カードリーダーを新しいPCに接続し、カードをセットしても、何の反応もない。
こんなことから、自宅と同じように、税務署でe―Taxが使えるか否かを聞いたところ、使える環境があり、相談にも乗ってもらえるということだったので、e―Taxを使う以前に何度も通った足立税務署に、2月25日に赴いたことだ。
〇税務署内でのe-Tax環境
やや分かりにくい総合案内で順番を待ち、受付で、来訪の趣旨を伝えて、漸く、女性の対応者が決まった。普通は、会社が社員の源泉徴収を行うので、確定申告は不要なのだが、待っている人の中には、フリーターや自営業だろうか、若い人もいた。
案内されたコーナーは、立派なノートパソコンはあるのだが、カードリーダーが見当たらない。女性担当者は操作法を余り知らない様子で、カードリーダーが無いと言われ、驚いた。男性の署員に替わって、ことはスムーズに進んだ。カードリーダーは、パソコン横隣の壁面に付いていて、そこにカードを縦に挿入すると、正常に動作した。(女性担当者の名
誉のために付け加えると、彼女は、署内の他の部門からの応援者で、e―Tax関連のPC操作は、苦手だったのかも知れない)
カードに関する情報(カード作成時の暗証番号、電子照明の暗証番号)を入力し、納税用の利用者識別番号も投入し、筆者本人の氏名住所等も確認できて、準備段階は終了した。
ここまで、応対した署員が、見事な手さばきで、やってくれた。入力は、自分でやるもの、と思っていただけに、大いに感謝する一方、自分でやれなかった物足らなさも味わった。
〇 申請書の様式での入力
申請書の作成だが、自分の場合、収入は年金と株の配当だけなので至って簡単。
これまで、e-Taxで何度もやってきた作業なのだが、持参した源泉徴収票などの証票類を見ながら、対応者が、スムーズに処理してくれた。年金関係は3件、配当は、2回分である。
扶養家族の入力を終えると、所要納税額は、13700円と出た。
〇年金申告不要制度
ここまできて、対応者は、「年金申告不要制度」なるものがあることを、教えてくれ、チラシを貰った。お客さんのケースは、これに該当すると言われた。チラシによれば、公的年金等の合計金額が400万円以下で、かつ、それ以外の収入が、20万円以下の場合は、確定申告は不要、とある。
チラシには、所得税(国税)の申告は不要だが、住民税の申告が必要なばあいがある、とも
書いてある。ネットから、関連する下図を引用した。図には、住民税の事は書かれていない。
この辺のことは、漠然と聞いていたのだが、税務署の担当者から聞いたのは、初めてである。
筆者の場合は、確定申告は不要ということで、今回は、e―Taxでは、申告しないこととした。ただ、念のため、申告書様式で一式を、印刷していただいた。
確定申告の書類を送付しなくとも、所得税は納税する必要があり、自動的に、いつもの口座から引き落とされると思われるが、状況を見守ることとしたい。
住民税の関連は、区役所へ問い合わせてみるつもりだ。