2022年2月19日(土) SDGへの取り組み その2
先日、当ブログに、下記記事を投稿した。
SDGへの取り組み その1 (2022/2/16)
本稿は、その2として、SDGに関連する事項を取り上げることとしたい。
〇SDGについては、安倍政権から取り組みが始まり、菅政権と続き、現在の岸田政権へと引き継がれてきている。昨年11月になって、現在の岸田政権のSDGに対する取り組み姿勢が、明確になった。政府の、「SDGsアクションプラン 2022」が発表され、以下の8項目の、重点事項が示されたのである。
(政府発表の「SDGsアクションプラン2022」を概要をご紹介します。 _ SHARES LAB(シェアーズラボ).html を参照)
これら重点事項と、SDGの分類との対応は、おおよそ、以下の様だ。
People ―――――感染対策と未来の基盤づくり ①②③
Prosperity――成長と分配の好循環 ④
Planet ―――地球の未来に貢献する ⑤
Peace ―――普遍的価値の順守 ⑥ ⑦
Partnership―絆の力を呼び起こす ⑧
政権の掲げているスローガンに、やや、無理に結び付けているようにも感じられるが、現在の世界の重要課題だけに、掛け声だけでなく、実質を伴った取り組みが望まれるところだ。
〇ESG投資
ESG投資ということを、時々、耳にする。これは、2006年に、国連が言い始めたことの様で、ネット情報では、企業への投資を進める上での評価事項として、従来の財務情報(財務状況や事業内容)に加えて、以下の、E,S,Gの、3つの要素が重視される、というものだ。 ESGは、SDGsの多くの目標と、重なり合っている。 下図は、各ESGの、実際の項目の例を示している。
(1からわかる!「ESG」|NHK就活応援ニュースゼミ.html から引用)
E 環境では、CO2の排出削減の他、リサイクルや廃棄物管理なども重視される。
S 社会では、国際的な人権問題への対応や、社内的な、パワハラ、男女平等、長時間労働なども問題となる。
G ガバナンスでは、企業統治と言われ、企業の透明な管理体制や、情報開示の他、汚職防止なども重視される。
ESGは、企業の持続的な成長の物差しと言われ、ESGに留意することが、必要不可欠になっているようだ。中でも、気候変動等のE(環境)の課題に対する取り組みを推進している企業は少なくない。これからは、人権問題への取り組みが、重要になってくると言われている。(前編 サステナブル経営(ESG対応)における企業活動と「人権」の尊重 _ PwC Japanグループ.html 参照)
欧州連合(EU)では、ESGや「タクソノミー」が、EU内での企業の重要な条件なっているようだが、本稿では、詳細は省略する。
〇SDGカルタ
いろいろな、SDGかるたが工夫されているようで、NHKが、子供たちを対象にしたサイトもある。 ここでは、「かるた絵札」と「川柳」を募集し、公開しているようだ。
(みんなでつくろう SDGsかるた _ ひろがれ!いろとりどり.html を参照・引用)
SDGでは、難しい概念や言葉もあるが、親たちが、子供たちにわかるように、上手に説明してくれているようで、子供達にも関連するものも多く、たくさんの応募作品が公開されている。幾つかについて、調べてみた。
目標1 「貧困をなくそう」は、社会的なテーマながら、貧しさから犠牲になる人が多いことなどから、実感があるよ うで、応募数も多い。
目標5 「ジェンダー平等を実現しよう」は、ジェンダーという、難しい言葉だが、男女や仲間、友達の関係など、子供にも良く分かり、応募数も多い。
目標8 「働きがいも経済成長も」は、親の仕事のことは、子供には、よく、理解できないようで、応募数は少ないようだ。
目標12「つくる責任つかう責任」は、やや難解な社会的な概念だが、ごみ問題など、いらないものの処分法などで、繋がってくるようだ。