2021年12月17日(金) コロナの感染状況とワクチン
今年も、残り少なになってきた。 年賀状も書かないので、気分的には、比較的ゆっくりしているが、底流に重苦しく流れている、コロナの関連の最近の状況について、触れることとしたい。
〇 12月15日夜時点の感染状況
昨日のコロナの新規感染者の地域分布は下図だ。
図からはみ出した地域の数値 全国175 北海道6 鹿児島0 沖縄4
上図から、地域分布を整理すると以下のようになる、
0の地域 25
1桁の地域 16
2桁の地域 6(東京29 群馬27 大阪17 神奈川16 埼玉14 新潟11)
コロナの感染状況については、先日の下記記事に、その時の分布図と数値がでているが、
オミクロン株 (2021/12/8)
このところ、東京で1桁が連続した時もあるものの、全体として、下げ止まっていて、持ち直す気配の、印象がある。
なお、数値には、オミクロン株は、含まれておらず、分離されているが、後述のイギリスなどのように、再拡大する恐れは、かなり大きいかも知れない。
〇 国内のオミクロン株の状況
最近の話題の中心である、オミクロン株だが、15日時点で、新規感染者数が15人増えて、国内の感染者数は、累積で33名と報道されており、先日は、死者も出ているようだ。
(オミクロン株 新たに15人の感染確認 国内32人に _ 新型コロナウイルス _ 参照)
17日のニュースでも、現在の所、外国からの来訪者を隔離することで、国内への感染拡大を防げているようだが、現在の主流である、δ株が、ο(オミクロン)株にとって代わるのは、時間の問題だろうか。
〇 世界のオミクロン株の状況
イギリスの、オミクロン変異株の状況が、衝撃的に伝えられており、新規感染者の60%と、太宗を占めているようで、ジョンソン首相が奮闘している。(イギリス 感染最多7万8000人超 ロンドンはオミクロン株60% _ ORICON NEWS.html
ジョンソン首相
写真の演壇に、「GET BOOSTED NOW」とあるのは、ワクチンのブースター接種を呼び掛けているスローガンの様だ。
隣の韓国でも、オミクロン株の感染者増に大慌ての様だ。(韓国のオミクロン株感染者128人に 新たに9人確認│韓国社会・文化│wowKora.参照)
米国では、コロナの新規感染者数は、日本よりも、桁違いに多い。州による違いはあるようだが、オミクロン株の比率が、現在は、数%~10数%を占めている状況という。専門家は、いずれ、オミクロン株が主流になるだろうと予想しているようだ。
〇 ワクチンの状況
オミクロン株に対する、ワクチンの有効性が論議されている。δ株に対するよりも、効果は落ちるものの、ジョンソン首相の写真にあるように、ワクチンのブースター接種は、やはり、有効の様だ。
重症化に至るリスクを軽減する薬や、患者の治療薬も承認される状況というニュースも、流れている。
ワクチンの製造メーカを、2回目までと、3回目とで替える、例えば、以下のような交互接種のことも論議されている。
ファイザー ➡ ファイザー ➡ ファイザー
ファイザー ➡ ファイザー ➡ モデルナ
後者の方が、接種後に体内にできる抗体の量が、かなり多くなったという情報もある。
〇 世界保健機構(WHO)
WHOの、ペドロス事務局長は、G7,G20などの先進国と、アフリカなどの途上国との
間で、ワクチン接種率の格差が大きいと指摘し、格差是正への協力を呼び掛けている。
(コロナワクチン接種 途上国との格差拡大 WHOが分配の加速訴え _ 新型コロナ ワクチン 参照)
WHOペドロス事務局長
以前、詳細は略すが、当ブログで、国連による、途上国へのワクチン供給システムである、COVAXを取り上げたことがある。
(COVAX(コバックス)とは ワクチン共同購入し途上国に分配_ 日本経済新聞 参照)