2021年11月13日(土) 世界津波の日
〇先日の11月5日は、TV番組で、世界津波の日という国際記念日である、と知った。
World Tsunami Awareness Day
tunami(津波)は、英語となった日本語の一つである。
awareness:自覚・認識する事
この国際記念日は、2015年の国連総会で、日本からの提案で決定されている。
スマトラ沖地震津波が2004年に起こり、東日本大震災が2011年に起こって、津波の恐ろしさと、津波に対する防災の必要性が、認識されていた事である。
記念日の設定は、安政5年(1854年)11月5日、巨大な地震(安政南大地震)の際に、後述のように、住民に避難するよう知らせ、多くの村人の命を救ったという、日本の故事に基づいている。
これらを受けて、国連総会では、賛同を得て、国際記念日として制定されている。
下図のロゴは、ネットより引用している。
国際デーについて調べてみたが、日本の関連の他の国際デーは、見当たらなかった。
(国際デー - Wikipedia.html 参照)
〇江戸時代の和歌山県で、安政5年11月5日、巨大な地震(安政南大地震)が起こり、この時に津波が来ることを、稲わらに火をつけて、地域住民に知らせた故事によっている。
この時の主人公は、濱口五兵衛(梧稜)という土地の庄屋で、自分の田んぼの稲わらに点火して、津波の襲来を住民に教えて避難させた、という。
津波の襲来を知らせる濱口梧稜像(和歌山県 広川町役場で)
この逸話が、1937年から1947の間、文部省発行の少学国語読本 巻十に、「稲むらの火」として、以下のように、掲載されたようだ。
この逸話を、耳なし芳一で有名な、小説家 ラフカディオハーン(小泉八雲)が、怪談の一つとして、英文で、A Living God(生き神様)として、驚きをもって紹介している。このことで、広く世界に知られることとなったようだ。
〇英語となった日本語
英語となった日本語は数多くあるが、幾つかを以下に示す。
Geisya 芸者
Fujiyama 富士山
Ninjya 忍者
Samurai 侍
Susi 寿司
Tunami 津波
Mottainai 勿体ない
Manga 漫画
Bento 弁当
Karaoke カラオケ
Judo 柔道
Karate 空手
(英語になった日本語はスシだけじゃない!英語の世界で通用する日本語一覧【まとめ】 _ English Plus.html を参照)