2021年4月7日(水) リアル二刀流復活
当ブログでは、以前、北海道ニッポンハムファイターズの、栗山監督と大谷翔平選手の大活躍を受けて、野球での二刀流について、何度か取り上げて来たところだ。
そして、大谷選手は、念願のMLBへの移籍を果たしたが、移籍後は、体調不良や肘の手術もあり、思うように活躍出来ていなかったが、その二刀流が、今シーズン、漸く復活したのである。
○今シーズンの活躍
大谷翔平のMLBでの今シーズンの活躍は以下のよう。
◇オープン戦成績 ~3/25
打者 13試合 打率 .548 (17安打/31打数)
本塁打 5本
打点 8
出塁率 1.078
投手 3試合 勝敗 0勝3敗
防御率 12.19
打者としては素晴らしいが、投手としては、良いところがなかったようだ。
【MLB】「オープン戦の成績を無視できない選手」にエンゼルス・大谷が選出
(MLB.jp) - Yahoo!ニュース.html
◇公式戦 NHKのBS中継放送で観戦
4月3日 ANGELSーCHICAGO WHITE SOCKS(CWS)戦
打者DHとして出場
打線が繋がって回ってきた打席での、初ヒットが、会心のホームラン
4月5日 ANGELSーCWS戦
2番投手・打者として出場
チームでは118年ぶり(大谷翔平、リアル二刀流で先制弾&5回途3
失点 アクシデント降板、エ軍サヨナラ勝ち
要所を締める好投 (160km超える球速も)
公式戦2本目のホームラン
悪送球が絡んだドタバタ劇で失点し選手交代
○DH制
以下のように、DH制導入が大勢の状況である。DHの対象ポジションは、投手のみ。
指名打者制 MLB Aリーグ DH制
Nリーグ 非DH⇒DH制へ
NPB Cリーグ 非DH(巨人がDH制を提案も否決)
Pリーグ DH制
WBC DH制
東京オリンピック(野球) DH制
○ 二刀流の今後と評価尺度
二刀流については、関係者の、賛否様々な意見があり、以前、「プロ野球をなめるな!」と強く批判していた彼の野村克也氏が、大谷翔平に謝罪して、前言を撤回している。
野球での二刀流の今後は定かではないが、国内では、大谷翔平選手の後継者の話は聞こえて来ない。
野球の二刀流に対する評価尺度やタイトルは、現在は無いのだが、作れないものだろうか。以前、以下の当ブログ記事で考えた事がある。
野球での二刀流 3 2016/6/23
今回、野球での二刀流の評価尺度について調べてみた。野球での二刀流選手の事を、アメリカでは、
two―way player
とでている。(大谷翔平選手の「二刀流」は英語ではどのように表現されてい... - Yahoo!知恵袋)
この関連で先ず思いつくのは、トリプルスリーで、打率3割、本塁打30本、盗塁30の達成である。
トリプルスリーは、通常の打撃に加えて、走の要素の盗塁を加えたものだ。このタイトルには、走攻守がバランスした選手という意味がある訳だ。
先年、ヤクルトの山田哲人選手(3回)と、ソフトバンクの柳田悠岐選手(1回)の二人がトリプルスリーを達成する快挙を成し遂げ、流行語にもなった。
トリプルスリーが達成されたのは、日本では1950年のようだが、大リーグでは、かなり前の、1922年に達成されているようで、このような評価尺度を発明したMLBは流石である。(トリプルスリー - Wikipedia)
〇二刀流の具体的評価尺度の提案
当ブログの投稿記事の中の、「野球での二刀流 その3」(2016/6/23)で、二刀流の評価尺度とタイトルについて、以下のような提案をしている。数字は、年間通算である。
①10勝 10本塁打 (呼称 ダブル10)
②15勝 15本塁打 (呼称 ダブル15)
大谷選手は、2015年は、15勝はすでに達成しているが、本塁打数は5で、2016年は、本塁打数は22本でOKだが、勝ち数は10と、①、②とも、未達である。
2016年は、10勝、22本塁打で、①は達成である。
③10勝 15本塁打 (呼称 テン・フィフティーン/ワン・ワンハーフ)
2016年は、10勝、22本塁打で達成である。
④10勝 10本塁打 打率2割5分(呼称 1・1・Q )
Q:Quarter 1/4
トリプルスリーに倣って、打率を加えてみた。打席数がどうしても不足しがちなので、二刀流向けの規定打席数を新設。試合数を、チーム全体の試合数の1/2とし、それに3.1をかけて規定打席とする。
最近、ネットの以下のサイトで、二刀流の新たな評価尺度を発見した。
サイト: 開幕戦ノーヒットも揺るがぬ期待。大谷翔平は135年ぶりとなる「150/150」の大偉業を成し遂げられるか(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース.html )
これを、5番目の尺度として、以下に追加したい。
➄150奪三振 150塁打 (呼称 150/150)
言うまでもなく、150奪三振は投手として、150塁打は打者としての尺度である。
記事では、MLBの長い歴史で、達成した選手は、4人しかいないようで、実現すれば、135年振りという。
頑張れ、頑張れ、SYOHEI サン !!!