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銀行サービス 3   Mクラブ

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2013年8月31日(土)  銀行サービス 3  Mクラブ 

 

 

 某都銀の貸金庫を解約したことで、手数料の一部が、指定の口座に返還されたのだが、当該口座のキャッシュカードが、行方不明である事が判明した。

 カードの再発行について聞いたところ、通常は1050円の手数料がかかると言われ、付帯的な銀行サービスである、Mクラブ(本稿での仮称)に加入すれば、手数料が無料になるということもあり、申し込んだのだが、色んな不具合が判明し、手続きが完了するまで、かなり手間取ったのである。

 でも、今回のことで、銀行預金の引き出しに関する長年の経過の中、確認を兼ねて、原点である印鑑による方法でやって見る機会が出来、付帯的な銀行サービスを理解する、いい機会となったようである。

 

 

 銀行サービスの中で、今回の事案の始まりとなった、貸金庫利用の経緯については、

       銀行サービス 貸金庫 (2013/8/26)

で取り上げている。

 次に、預金の引き出しでの印鑑とカードについて取り上げ、当該口座で、本来の原点である届出印による引き出しを行った所、無事に出来たので、この辺りの状況を下記記事にしている。

       銀行サービス 印鑑とカード (2013/8/27) 

 ここまでで、カードが無くても届出印鑑を使った預金の引き出しが、現在も可能なことが分った。この結果、当該口座のカードの紛失については、現カードの使用を停止して貰う処理は必要だが、利用頻度も少ないことからカードを再発行して貰う必要性は、殆ど無くなったのである。

 

 でも、同行の利用者サービスである、Mクラブに入れば、手数料が無料でカードを再発行して貰える、と言う魅力もあり、生来の好奇心も手伝って、物は試しと、Mクラブへの加入を申し込むこととした。

その結果、数十年に及ぶ同行との付き合いの歴史が、表面に出て来るなどして、面倒な手続きが待っていたのである。

 以下は、この辺の状況について、自分に理解できた範囲で整理して見たもので、これまでの記事の続編としたい。

 

 

 

 現時点で、当該銀行で、自分の同一名義で所持している普通預金の口座は、以下の3口座である。

       1. 本店口座

       2. N支店口座

       3. S支店口座 

1.最初の勤務先が、銀行本店の隣であったことで、そこの口座を開設して貰ったのは、遠い昔である。その時に届出た印鑑は、木製の三文判だったのだが、これを、現在まで長年使用してきた事から、印影の周囲の○が、すり減って、あらかた無くなっている。 勿論、この所は、ICカードを常用している。 

2.ある時期、都内で転居したのを機会に、家族用にも口座があると便利と言う事で、住居近くのN支店に、口座を開設して貰った。 

3.そして、再度転居し、十年ほど前になるだろうか、重要書類の保管用に、最寄りのS支店の貸金庫を借りることとし、そこにも口座を開設する事となったもので、今回、この口座のカードが紛失している。

 

今回渡された、Mクラブに関する案内書によれば、

     ・ATMの時間外手数料が無料

     ・同行支店間の資金移動手数料が無料

     ・カードの再発行手数料が無料

などの、サービス特典が得られるようだ。

 

 Mクラブへの加入状況について、窓口で調べた所、上記3口座の中で、本店口座と、N支店の2口座が、ともに代表口座になっていて、Mクラブに加入しているという。一方、最後に開設したS支店の口座は、Mクラブには加入していないのだ。

 しかも、ややこしい話なのだが、Mクラブへ加入しているという2口座は、正式な申込書が未提出のまま、一括処理されている、という変則的な状態と言う。

窓口担当者の話では、このサービスを始めた時に、当銀行としては、利用者に案内を出し、申し込み手続きを勧奨したようだが、回答がないまま、時間切れで、仮の扱いの一括処理となったようだ。

 

 

 同行の口座に関する現行ルールでは、同一人名義では、一つを代表口座として、他の口座は、それに包含されるようになると言う。

でも、N支店の口座も代表口座になっているのは、やや、問題なのだが、これは、当時まだルールがはっきりしていなかったか、当支店で処理する時に担当者がミスったのだろうか、と言われた。

 最近は、同一名義で、複数口座を持つことは、通常は、出来ないようになっているとも聞いた。

 

 

 いずれにしても、S支店の口座を、Mクラブに加入させて、カードを再発行して貰う訳だから、当銀行の現行のルールに則り、Mクラブに正式に加入すべく、改めて加入申込書を提出することとしたものだ。

3口座の関係は、歴史ある本店口座を、従来通り、代表口座とし、N支店、S支店の2口座が、その代表口座に包含されることとしたのである。

  

 今回の、諸手続きが完了するまでの経過を、簡単に振り返ってみたい。 

カードの再発行は、どこの支店でも可能と言う事で、最寄りの支店(第4の支店)の窓口を訪れたのだが、手続きを完了するまで、以下の様に、何と、都合、3回も出向く事となったのである。

・第1回目は、カードの再発行については問題なかったのだが、Mクラブへの加入に当たって、代表口座である本店口座の印鑑が必要となり、持って行かなかったことから、申請書は持ち帰ることとなった。

・次の第2回目は、代表口座の印鑑は持参したので、Mクラブの方は問題が無かった。が、カード再発行の為の本人確認が、第1回目に住基カードを提出したので済んでいると思っていたのだが、未了状態だったのである。 そして、当日は、運悪く、この住基カードや他のものを所持していなかったので、本人確認ができず、結局、手続きは進まなかった。

  本人がそこに居るのに、本人である証明・確認が出来ないと言う、どうしようもない、もどかしさを味わった。 

・第3回目は、3度目の正直と、慎重に必要な物品を揃えて足を運んで、漸くOKとなった。用意した申請書類の日付を、2度変更することとなり、訂正印で賑やかになった。

 10間程の間に、自分ながらに諦めずに、他の用事で出かける序に立ち寄ったりして、3度も、よくぞ訪れたものと思う。

 

 再発行されたカードが、近日中に、郵送されて来る予定である。最近は、預金の引き出し等が便利になった反面、しっかり取られる時間外手数料等も馬鹿にはならず、Mクラブの存在を再認識したことで、少し気楽に、ATMが利用できることとなろうか。

 

 

 同行はこれまで、他行との合併に伴う人的・システム的な融合などの大きな事案から、ATM・キャッシュカードの導入などなどまで、幾多の変遷を経て来ており、銀行名が、2度も変わっている。この間、銀行間の、サービスの内容・ルールの違いや、システムの違いをすり合わせながら、利用者サービス・システムの一本化を進めて来た訳だが、色んな局面で、今回の事例のように、現在でも、過去の歴史が顔を出すことがあるようだ。

詳細は聞けなかったが、Mクラブなどの利用者サービスに関しても、合併前の両行間で違いがあったようだ。

 何度も対応してくれた窓口の担当者は、半ば、顔見知りになったのだが、にこやかな応対の端々に、長い変遷の中で、新しいものだけでなく、旧いものの処理にも追われているご苦労が、滲み出ていたように感じた次第である。

 

 


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