2016年10月27日(木) パクチーと香味野菜
先日の10月16日(日)の、NHKの朝のTV番組「うまいッ!」で、香味野菜の一つである「パクチー」が紹介された。
筆者が、以前、インドネシアのレストランで魚料理を食べた時、パクチーがたっぷり入った、その強烈な臭い(香りの域を超えて)に往生し、料理を味わう余裕もなく、スッカリ退けて食べたものだ。
ところが、ところが、今回紹介された岡山の篤農家が栽培しているパクチーは、マイルドな香りで、女性レポーターが、生でパクパク食べたり、いろんな料理を楽しんでいるではないか!
このパクチー、下図のように、一見、セリに似た感じだが、種類は、臭いの強い本場ものと同じで、肥料や土などの栽培法で工夫しているのか、それとも種類が違うのか、は不明だが、こんなパクチーもあるのかと、驚いた。
パクチー 畑で
岡山市は、黄ニラとともに、これを、地域の特産品の一つにしようと取り組んでいるという。 因みに、黄ニラは、通常のニラを、光を当てずに栽培するもののようだ。 (マイルドな香り ほのかな甘み パクチー | 食材リスト | うまいッ! | NHK)
パクチーは、特に、タイ料理など、東南アジアでは欠かせないもののようだが、欧米ではコリアンダー、中国ではシャンツアイ、などとも呼ばれ、重用されているという。
日本でも、近年のエスニック料理の普及等で、パクチーは、かなり知られるようにはなったようだが、近隣のスーパーなどで、見かけたことはないし、岡山産も、そのうち出回るのだろうか。
わが国では、食材では、香味野菜というカテゴリーがあるようで、
・ワサビ ショウガ ミョウガ
・ネギ タマネギ ニンニク ラッキョウ
・セリ ミツバ パセリ オオバ (パクチー)
などが、主なものだろうか。薬味と呼ばれる事もある。
雑煮にはセリ、冷奴にはおろしショウガ、吸い物にはミツバ、などと、組み合わせの定番が決まっているものも多く、季節感もあり、その多様さは、嬉しい限りである。
これら香味野菜は、料理のアクセントとなり、見た目などの五感も刺激しながら、
食欲増進、疲労回復、減塩効果、代謝促進(発汗)
などの効果をもたらすだろうか。
我が家の屋上の家庭菜園では、これらの中で、ミツバ(食べた後の根を植え付け)、オオバ(毎年自生)、ネギ(根付きネギ)、パセリなどが、元気である。
先日、近くのスーパーに出かけて、いろんな種を仕入れてきたが、興味本位で、本場のパクチーの種も手に入れた。早速、播きつけたが(下図)、秋播きギリギリなので、果たして芽が出てくるだろうか。
パクチーが収穫できれば、早速、チャレンジして、料理を作ってみたいものだが、あの香り(臭い)には、馴染めるものやらーー?