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銀行サービス 1  貸金庫

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2013年8月26日(月)  銀行サービス 1  貸金庫 

 

 

 某銀行の貸金庫を利用するようになって15年程になる。利用が始まった切っ掛けは、自宅マンションを取得し、不動産登記をし、登記済権利證なるものを手にしたことと、某非上場会社の株券を所持するようになったことから、これらを保管する、安全な場所として、職場の近くにある、某銀行の支店の貸金庫を借りたものである。その後、現役を退いてからは、住居に近い、同銀行の別の支店の貸金庫に変更している。

 

 我が家は、高価な装飾品などには縁が無いので、スペース容量が最も小さいタイプの貸金庫で、重要書類だけの保管だが、上記の権利證や株券に加え、年金証書類、墓地使用承認証、実印なども保管して来た。使用料は、当初からは改訂され、最近では、年間、20000円程である。 

最近は、利用する機会も少ないので、やや勿体ないナ、と感じていた所である。

  

   

 そんな中、以前関係していたことから株券を所持している、上述の某非上場会社の、この6月の株主総会で、この8月から、株券が廃止されることとなったのである。

 最近の経済界での、株券廃止の動きに準じたものの様だ。調べてみたら、株券に関する発行コストの削減や、管理上の諸問題の解決のために、会社法が改正され、平成18年5月から「株券の不発行制度」がスタートしている。 株券を発行しない事が可能となった訳だが、現在は、不発行が、大勢となっている様だ。

 当該社の株式は、資金をあれこれ工面して、取得した代物ではある。当然のことだが、株券は廃止されても、株主としての権利は何ら変わらないのだが、不思議なもので、株券が無くなると、何となく、一抹の不安が残るのは人情だろうか。

 

 株券と言えば、以前の長年の職場である某上場会社の株式も所持している。暫く前までは、この株券を預けている証券会社から、株券の「預かり証」なるものを貰っていた。上述の不発行の制度が始まったのを受けたのだろうか、暫く前に、この預かり証が廃止されている。

 この結果、自分が、株主の一人である事の直接的な証拠は何もないのだが、毎年、株主総会の開催案内が届けられ、然るべき配当金の支払いは行われているので、特に問題は無い。

 

 再び、貸金庫の話に戻ると、上述の株券の廃止を良いきっかけとして、貸金庫の契約を解除することとした。 年間で20790円もの利用手数料は、毎年1月に前払いで引き落とされるのだが、月当たりにすると、1700円程度と馬鹿にならない。

 予め、電話で、解約について聞いた所、解約すると、月単位で手数料が返還されるのだが、申込時に使った印鑑が必要と分った。ネットで改めて調べてみると、やはり、申込書と同じ印鑑が必要と明記してある。

でも、申込んだ当時、窓口で、そのように明確には言われていなかったので、自分には、記録や写しが無く、一体、どの印鑑だっただろうかと慌てた。該当しそうな、それらしき印鑑と、可能性のある他の印鑑もピックアップした。 

 

 8月のある日、当該銀行の支店に出向いて、貸金庫の解約を依頼することとした。この所は滅多に利用しない貸金庫なので、解約当日は、該当するボックス番号の場所を探すのに、やや苦労したが、何とか見つけて、中に入っている保管物を取り出し、空っぽにして、鍵とカード2枚(本人、家族)を返還した。

 

 

 余談?:今回の経験を踏まえ、貸金庫の申込受付時には、解約する時に、同じ印鑑が必要になることを、注意してくれるよう、に改めて、窓口にお願いしたところである。

 余談?:支店に行く前に、当該支店の営業・サービス品目を見たら、貸金庫という項目が無かったので、サービスを止めた筈はないと思いつつも、やや驚いた。

 窓口の担当者の説明では、普通預金などと同じで、貸金庫のサービスは、何処の支店でも扱っているから挙げていない、と言われた。

でも、ネットにある貸金庫の説明では、

     “貸金庫が、設置されていない店舗がございます。”

とある。貸金庫は、それなりの設備が必要なことからか、支店によって違うのであろう。でも、ネットで探した限りでは、貸金庫サービスをやっていない支店名は、不明だった。

 

 

 貸金庫から取り出した書類には、重要書類もあるので、自宅での収納場所について、あれこれ思案したが、火気から遠く、貴重品等を収納する洋タンスの引出しの底に潜り込ませた。A4サイズの1cm程の厚みの紙袋である。

不要になった株券は、各自で処分する事となっているが、廃棄せず、記念として取ってある。   

     

        権利證                       不要となった株券 

 

 返却される手数料は、指定の口座に振り込まれるが、後日、4か月分が返却される旨の通知があり、ATMでの記帳で、振り込まれていることを確認した。

 所が、普段引き出す事が無いこともあって、この口座用のキャッシュカードが、何と、行方不明であることが分った!

 この続きは、次稿に譲ることとしたい。

 

 

 


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