2016年2月2日(火) 今年の正月―七草かゆと大雪
早いもので、今年の正月も終わってしまい2月になったが、正月に関する身辺の話題について、当ブログに
今年の正月―年賀状 (2016/1/26)
今年の正月―正月飾り (2016/1/28)
と載せた所だが、大急ぎで、七草かゆや大雪の話題等をとりあげ、締めくくりとしたい。
○七草
正月の7日は、七草で、古来、かゆ(粥)を食べる習慣があり、我が家でも恒例になっている。
七草とは、言う迄もなく、以下の歌に詠まれた、
①せり ②なずな
③ごぎょう ④はこべら
⑤ほとけのざ
⑥すずな ⑦すずしろ
春の七草
春の七草のことで、往時は、これらを、野原や畑や川岸で摘み取って来ては、かゆに入れて食べたという。
①せり は、今も通常食べる野菜で、香りがよく、正月の雑煮などにも欠かせない。
②なずな は、ぺんぺんぐさ とも言い、地面に這うように葉を広げ、面白い形の実を付ける。
③ごぎょう は、おぎょう、ははこぐさ とも言い、時々は、見かけるが、葉の表面には、エーデルワイスのように、白い毛があり、黄色い花をつける。
④はこべら は、はこべ とも言い、よく見かける雑草で、柔らかい葉で、やや似ているがオランダミミナグサとは異なる。昔、飼っていたウサギがよく食べて呉れた。
⑤ほとけのざ は、葉が緑色で黄色の花をつけ、コオニタビラコとも言うようだ。たまに見かける雑草だ。
⑥すずな は、かぶ(蕪)の古名という。
⑦すずしろ は、だいこん(大根)の古名という。
①~⑦の中で、① せりは、一昔前は、川岸や田圃の畔等で摘んで来たが、今は、立派な野菜として栽培されている。⑥ かぶ、⑦ だいこん は、定番の野菜だが、以前は野草だったものが、いつ頃から、栽培されるようになったのだろうか。
雑草、野草として、都会暮らしの身辺でもよく見かけるのは、④ はこべ だ。そして、余り見掛けず、今ではよく判別できないのは、②なずな、③ごぎょう、⑤ほとけのざ で、食べた記憶もない。
七草かゆについては、当ブログでも、何度か取り上げて来ている。春の七草それぞれについては、画像付きで、下記記事
七草かゆ (2010/1/7)
に出ているので、ここでは省略する。
○七草かゆ
七草かゆの材料だが、最近は、その時期が近くなると、近くのスーパーの店頭に、7種セットで売り出される。以前は、それを買ってきて、かゆを作ったが、最近は、自家で採れたものや、台所にある食材等を使うこととしている。
今年は、ワイフKが、以下の材料を揃えて呉れた。
七草 :せり 食べた後の根を土に入れて置いて根づかせたもの
はこべ ルーフバルコニーのあちこちに沢山生えていて、緑と紫の2種
だいこん 台所
その他: にんじん 秋に種をまいたら、可愛いニンジンが沢山生えて来た
みつば 食べた後の根を土に入れて置いたら根づいたもの
ベビーリーフ ポット苗を植え付けているもの
えんどうの葉 秋に播いて成長した きぬさやえんどう の葉
七草かゆの材料
せり はこべ(紫) にんじん ベビーリーフ
はこべ(緑) だいこん・えんどうの葉
みつば
ガスレンジ用の炊飯釜で、おかゆの目盛りに合わせて、米と水を入れ、それに、刻んだ七草類を混ぜて炊き上げると、簡単に、下図のような、かゆ(粥)が出来あがった。ほっとするような緑が嬉しい食膳で、松前漬で頂いたことだ。
○ 大雪
1月18日の朝は、この冬初の、結構な雪となった。 我が家のルーフバルコニーの屋上庭園は、すっかり雪化粧で、草花達は、積った雪に埋まってしまった。
かわいそうにも見えるが、彼らは平気なもので、数日して、元通りになっている。
一方、道路の向いの側の建物の屋根も、積った雪で白くなった。
手前の我が家のバルコニーにあるアロエだが、この冬は、暖冬で、早々と、赤橙色の花が咲いてしまい、てっぺんが少し残っているだけーーー。
屋根の白い雪とのコントラストが、いまいちである。
暦では、明日は節分で、明後日は、立春を迎える。でも、暫くの2月一杯は寒さが続き、更に降雪も何度かあって、本格的な春になるのだろうか。