2016年1月28日(木) 今年の正月―正月飾り
正月に因んで、先日、投稿した記事
今年の正月―年賀状 (2016/1/26)
に続いて、今回は、正月飾りである。これら正月関連では、毎年、ブログ記事にしている。
○玄関飾り
我が家のマンションの玄関先は、普段は、何の変哲もない殺風景なものだが、年に一度だけは、恒例の正月飾りで、やや、華やぐ。
恒例のことだが、昨年末近くになって、京都の知人から、宅配便が届けられた。
中には、自家の庭木を切ってくれた、お目出たい、三点セットの
松、竹、梅
が入っていた。荷物には他に、嬉しいことに、京ダイコン、南瓜、牛蒡などの野菜や、自家製餅など、細々と、入れてあった。
頂いた材料をベースにして、近隣の花屋で花材を買い足して、玄関飾りをつくるのである。通常使っている傘立が、花瓶に変身する。
花屋では、
赤橙色のセンリョウ、黄色のフリージア、紫の菊
を手に入れたのだが、今年は、生憎、主役となる極楽鳥花がなかった。そこで、発想を変えて、その代わりにと、自宅の室内で咲いている、「錦蝶」に登場して貰う事にした。
この錦蝶は、3年程前から楽しんでいる南国沖縄の草花で、11月末頃から、日当たりのいい室内で、まっすぐ伸びた、何本もの花茎に、可愛い釣鐘のような、赤橙色の花を沢山付ける。
この花の鉢を、やや高い台の上に載せ、傘立の花瓶の後ろに置いてみた。
頂いた松竹梅は、あまりぱっとはしない。松は後ろに隠れていて、竹は右横に白っぽく見え、梅は左側に枝が出ている。
更に、横に、丈の低い、クリスマス用のポインセチアを置いた。
ともあれ、こうして、下図のような玄関飾りが出来上がり、新年を迎える準備の一つが整った。
○鏡餅
家の中は、鏡餅が主役である。やや大きいもの1個と、小振りのもの2個を、調達した。やや大きい方は、三方の台に載せ、御幣等をつけるものだが、来宅した息子に、説明書を見ながら、リビングに飾って貰った。
鏡餅の後日談だが、先日、鏡餅を回収して、食べようとして底を剥がして見ると、カバーの中一杯に、餅が詰まっているではないか! しかも、カバーと中の餅が密着していて、空気圧で容易には出てこない。例年は、プラスチック製のカバーの中に、切り餅が数個入っているだけなのだがーーー。
説明を見ると、頂点の橙のあった所に、ナイフで十字に切れ目を入れろ、とある。この通りにしたら、空気が入り込んで、すんなり、二重に一体となった立派な餅が、出て来たのである。3か月ほどの賞味期限だが、密封してあるので、この形でも、カビが生える余地はなさそうだ。
小振りな鏡餅も同様のつくりとなっていて、双方の餅とも、結構な食べ応えがあった。
○輪飾り
もう一つの、恒例の正月飾りは、輪飾りである。 稲藁を丸く輪型に編んで垂らし 、それに裏白と垂紙(四手)を付けた、ごく簡単なものだ。
水廻りに飾る習慣で
台所、洗濯機、トイレ、洗面所、風呂場、ルーフバルコニーの水道栓
の、6か所である。
下図は、草木の水遣りに活躍しているルーフバルコニーの水道の様子だが、栓の周囲には、冬季の凍結防止に、着物を着せてある。
○ 風呂場ギャラリー
正月飾りは、小正月に外した。 玄関飾りも、錦蝶とハイビスカスは、室内の元の位置に戻したが、残った一部を、ワイフKが活け直して、下図のように、風呂場ギャラリーでの2度目の御奉公の出番を作ってあげている。
玄関先から風呂場へ ↑ 紅梅
センリョウは、赤橙色の実と、緑の葉のコントラストが、未だに鮮やかで、存在感はさすが。やや、高価だっただけの事はあるようだ。
フリージアの黄もはっきりしていて、小菊もまあまあ。
京都から送って頂いた梅の枝だが、固かった蕾が、風呂場にきて、漸く開花した。小さな花は、紅梅であった。