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電話FAXを新調

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2014年11月30日 (日) 電話FAXを新調 

 

 

 今般、電話FAXを新調し、今日で10日以上経過したが、目下の所では、使い勝手は極めて良好である。 

○3度目の故障

 これまで使って来た電話FAX(以下「従来機」)は、購入してから約8年半になり、機種としては、SA社製で、電話機は、親機、子機の2台ともコードレスタイプである。 設置当初は、親機とコードレス電話機間のマンション内の電波の通りが悪く、設置場所に苦労したものの、その後これまで、FAXとしては、殆ど問題は無かった。

 ところが、電話としては、たびたび、コードレス電話機の不具合に見舞われた。

まず、1台目の子機で、“ツー”という発信音が出なくなり、電話発信が不能となる。 そしてある日突然、今度は、2台目も、同様に使えなくなってしまう事態になる。  

 SA社のサービスセンターに、不具合なコードレス電話機だけを持ち込んで修理をしてもらおうとすると、親機とセットで持って来い、と言われるので、結局、コードレスが2台とも使えなくなってから、修理に出す事になる。

サービスセンターに、車で、親機ごと持って行き、修理に出している1週間程の間は、電話もFAXも使えず、携帯電話のお世話になって、凌いできた。

 

 これまで、2度、修理に出している。1度目は保障期間内だったが、2度目は、期間が過ぎていたにもかかわらず、何故か、修理代金は請求されなかった。

修理担当者の話では、接点に薄い被膜が出来て接触不良となるようで、材料の選択など、設計上の問題のようにも言われ、メーカとして、責任を感じたのかも知れない。

 

 これまで、このような状況だったのだが、今月初めに、終に、3度目として、2台ある子機が、全く使えなくなってしまったのである。

今回も、修理に出すことも可能だったのだが、面倒であるし、修理後、又また、不具合になる確率は高い。

 こんなことから、今般、電話FAXを新調することにしたものである。 

 

 

○電話FAXの調査 

 前記のように、従来機では、コードレス電話機の不具合が最大の問題だったのだが、もう一点、FAXでの無鳴動着信機能が付いていないことも、問題ではあった。

一方、最近の電話FAXにはどんな機能があるのかも、大いに関心があったので、これらの面から、ネットで情報収集し、機種の検討を行った。

 

◇新しいFAXでは、先ず、コードレス電話をどうするかだ。

 従来機では、家族構成や、室内外での配置の面からは、2台ともコードレスにする必要性は少なかったのだが、自由度の高さを買って、2台ともコードレスの機種にしている。

しかし、結果的に、これが、裏目に出て仕舞ったと言えようか。また、コードレス子機の充電は、親機でしかできず、しかも、1台だけというのも不便であった。

 

 このことから、機種を選ぶに当たっては、親機の電話機は、コンベンショナルで確実な有線電話とし、子機1台をコードレスとした。しかも、子機の充電は、親機と独立した場所ででき、親機と子機は離して設置できる機種とした。 コードレス子機の値段は結構高いので、これが1台になると、その分、大分安くなる。

 

◇新調するFAXでは、「無鳴動着信」が出来ることも重要である。この機能は、暫く前から、どの機種でも当たり前なのだが、従来機には具備されておらず、電話呼とFAX呼の区別で苦労してきた。この辺の事情については、当ブログの、下記記事で、詳しく触れている。

    電話FAXの使い勝手  1 (2013/4/13)

    電話FAXの使い勝手  2 (2013/4/30)

機種選定に当たっては、この機能が具備されていることを確認し、詳細は、購入後に、取扱説明書で調べることとした。

 

◇このようにして、親機は有線電話機で、子機をコードレスとする構成で、FAXでの無鳴動着信がサポートされている機種とし、価格も手頃な、SH社製の電話FAXを新調(以下 新調機)した。

コードレス電話機の無線規格は、J-DECTとなっており、FAXの規格は、勿論、G3で、2013年発売の機種である。

    

  新調した電話FAX(便宜上、コードレス子機と充電器は隣に) 

 

○新調機の注目仕様

◇自動でFAXを受信

 新調機で、最も気になるのは、電話とFAXとの関連である。 これに関しては、

    ・電話で話してからFAX送受信(FAX送受に、切り替える操作が必要)

    ・自動でFAX送受信

と、多くのケースがあるが、繁雑になるので、詳細は省略し、以下では、

    ・自動でFAXを受信

のケースだけを取り上げることとしたい。

 

 新調機では、「自動でFAXを受ける」ケースに関しては、以下の、①~⑤の中から選んで、設定できるようになっている。

 ① 「自動受信に設定する」

  →着信時、3回鳴動後、鳴動が止り、無音でFAX呼か判別(1100HzのCNG信号(通称ポーポー音)検出 約5秒間)し、FAX呼の場 

    合は、無音のまま受信。

    電話呼の(FAX呼でない)場合は、判別後に、再び呼び出し音を鳴らすこととなる。 この場合は、ゆっくり、電話に出ればいい。

 ② 「留守設定にする」

   →呼び出し後、即、自動応答しアナウンス。判別してFAXが受信できる。アナウンス中、録音中は、電話に出て話す事もできる。

③ 「在宅時応答回数を設定する」

  →予め設定した規定回数呼出し後(この間は電話に出られる)、自動応答し、アナウンス。②と同じ状態になって、判別してFAXが受信

   できる。

④ 「ファクス優先にする」

  →①で最初の短い鳴動が無いもの。判別してFAX呼の場合は、無鳴動着信。

   電話呼の場合は、判別時間経過後、呼び出しとなる。

⑤ 「ファクス専用にする」

   →電話は不可。設定期間中は、電話とFAXの共用では無くなる。 

 

 ここでの④が、従来機には無い、待ちに待った、無鳴動着信機能である! 

 ④にすると、夜間などや、離れている時のFAX着信時は、煩わされることがないので、良いのだが、一方、FAXの着信があった場合、耳では分らないし、発呼元のコールもないこととなるので、一抹の不安もある。

勿論、この場合、FAX着信があり、メモリに保存されていることは、親機でも、子機でも、画面上に表示されるので、目で確認する事は出来る。 工場出荷時は、①になっているので、これを、④に変えれば、無鳴動着信になる。 

 でもここで、“待てよ、④よりも、①の方がいいかも”、という、ためらいが生じたのである。

 ①だと、何らかの着信がある事を、短い呼び出し音で知り、暫く経っても、呼び出しが無い時は、FAX呼と分り、電話呼の場合は、再度、呼び出しがあるのである。

①にするか、④にするかは、電話、FAXの利用頻度の比率とも関係することだが、我が家では、FAXは1割程度だろうか。

 結局のところ、日頃のメインユーザーであるワイフKは、電話主体の、①を選んだのである!

 

 改めて、ヒューマンファクターを取り入れる事の、微妙さ、難しさを、実感した次第である。 

 

○新調機の付加機能

 新調機には、多くの付加機能がついているが、以下の様な機能は、有り難い。

・「見てからプリント」

 FAXは、メモリ受信が基本(メモリ容量 約50枚保存可)となっていて、内容を画面で見てから、必要なものだけを印刷する機能。 商品PR等のFAXも多い中、従来機での、インクリボンや記録紙の無駄がなくなるとともに、空間を占有した、記録紙カセットが無くなったのも大きい。

・「どこからコール」

 着信呼で、発呼元をアナウンスする機能。ナンバーディスプレイサービスとの関連は要調査。

・「音量大ボタン」

 受話音量を通常より大きくする機能で、予め設定/通話中だけ。

 やや耳が遠い、シルバー相互の通話では、有り難い。

・大文字表示

 親機のディスプレイの表示文字が大きく、見易くなっている。

・迷惑電話関連

 色んな電話がかかって来る時代への対処から、電話に出る前に相手を確かめる必要性は高いが、発呼元が、画面に表示され、アナウンスされるようになっている。

 更に、積極的に相手の名前を言わせる「聞いてから応答」や、「迷惑電話お断り」、「今から録音」などの機能もあるが、必要性が低いのが幸いである。

在宅でも、居留守を使って不在応答にして置き、発呼元の声を聞いてから、電話に出る事も出来る。

・留守番電話

 応答メッセージとして、自作メッセージと固定メッセージとが選べる。

従来機では、ワイフKの声で、以下の様な自作メッセージ

   はい、○○です。 ただいま留守にしてーーー

を用意し、使った事もあったが、これだと、在宅と勘違いされたこともあり、○○の入らない、固定メッセージに戻している。

  新調機では、固定メッセージとして、冒頭部分が、以下の2種用意されているのは面白い。従来機では、Aしか無かった。

   A ただ今、留守にしております。ーーーーーーーーー

   B ただ今、電話に出ることができません。ーーーーー 

 

○ 購入価格のこと

 今回、新調するに当たっては、予めネットで下調べを行ったが、都心の電気機器の某量販店のサイトでは、FAX電話は、事務用品のジャンルになる。予め、好さそうと思える機種の心づもりをして、この量販店に出かけた。

売り場には、ネットで見つけていた機種と同じ型番のものが展示されていたのだが、表示されている価格が、かなり違っていたので驚いた。

    ネット   13000円台

    店頭   16000円台

とあるではないか!

  店員に、機能なども尋ねながら、価格の違いを聞いて見た。

それに拠れば、先ず、実際の店名と、ネットの上の店名とは、同じ名称だが、実体は、別会社で、価格は違っているようだ。

  また、ネットでは、全国同一価格だが、実店舗では、販売員もおり、在庫も抱え、周辺の他社との競合もあるので、価格は店ごとに異なる、という、型どおりの説明である。 

 ネットの運営は、実会社とは別の会社でやっている事はよくあるのだが、それなら、そのことを明記し、店頭とネット上では、価格も異なることを表示して欲しいものだ。

 また、この都心の店舗は、コマーシャルにも良く出て来る、グループ全体の基幹店(旗艦店)というべき位置づけなので、当該店舗単独で採算を取ることは、あまり意味が無いようにも思うのだがーーーーー。

 

 色々話しているうちに、驚いたことに、販売価格を、ネットで表示されている価格に合わせられる、と言って来た。ただし、その場合は、ポイント(3%)は付かないという。

 結局、この線で折り合ったのだが、ネット通販が伸びているこの時代、無店舗と実店舗との関連を知る材料の一つとなったようである。

 

 購入機には、元々、1年間のメーカ保証はついているが、加えて、量販店の保証も付けて貰おうとしたのだが、購入価格が、あと1000円程高ければ、保証の対象に出来たようだ。

 

 初期不良はよくあることだが、不具合が起きないことを願いつつ、新たな相棒を、大事に使っていきたいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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