2024年11月119日(火) APEC
南米のペルーで、APECが開催され。首脳宣言を採択して、閉幕した。
日本からは、関係閣僚と、石破首相が出席している。
◎APECの発足と経過
(参照;アジア太平洋経済協力 - Wikipedia.html)
APEC*は、オーストラリアの低所で、1989年、キャンベラで、閣僚会議が開催され、1993年、首脳会議が、シアトルで開催されている。
(*) Asia―Pacific Economic Cooperation:アジア太平洋経済協力(機構)
加盟国は、発足時は、日本、アメリカ、カナダ、韓国、オーストラリア、ニュージーランドと、当時のASEAN加盟6か国(ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フイリピン、シンガポール、タイ)で、計12カ国であった。
その後、
1991年 台湾、中国、香港(台湾、香港は、地域として加盟)
1993年 メキシコ パプアニューギニア
1994年 チリ
1998年 ペルー、ロシア、ベトナム
が加盟している。
事務局は、シンガポールにあるようだ。
現在 21カ国と2地域が加盟している。(下図)
組織の規模は、2012年現在で、人口では、世界の41.4%、GDPでは、57.8%、貿易額では、47%を占めている。
開かれた地域協力によって多角的貿易体制を、維持・発展させることが目標だ。
◎各首脳 勢揃い
前列中央が、ペルーのボルアルテ大統領(緑服)
出席予定だった石破首相は、フジモリ元大統領の墓参の帰路、渋滞で遅れて入っていない。
。
◎会議風景(下図)
最終日の17日、首脳宣言を採択して閉幕。
(APEC首脳会議 閉幕 “保護主義的傾向懸念” 多国間協力の重要性強調する首脳宣言採択 _ NHK _ APEC.html)
宣言では、アメリカのトランプ次期大統領が就任すると、保護主義の傾向が強まるとの警戒感が広まる中、「自由で開かれた貿易・投資の推進」で一致したようだ。
又、女性の経済的地位の向上も盛り込まれたという。
一方、ウクライナ問題や、パレスチナ問題に関しては、意見がまとまらず、議長声明に留まったようで、政治関連の扱いの難しさを示している。
今後の予定は、以下となっている。
2025年 韓国 慶州で開催予定
2031年の日本開催で立候補を表明 (1995年、2010年に開催し、3回目)
APECの合間を縫って、石破首相が個別会談。
日中会談 (習近平主席と)
日本ペルー会談 (ボルアルテ大統領と)
日米会談 (バイデン大統領と)
帰路、米トランプ次期大統領と逢うことは不可だったようだ。
{付記}
日本が関連するものとして、以下のような国際経済連携組織があり、機会を見て再調査したいと思っている。
APEC
ASEAN
RCEP
TPP
IPEF