2023年11月27日(月) パレスチナ問題 その3
パレスチナ問題が、大きく動いている。カタールとエジプトの仲介で、イスラエル・ハマス間で、4日間の停戦が進行中のようだ。
本稿は先だって投稿した下記記事の続編である。
パレスチナ問題 その1 (2023/10/19) (P42)
パレスチナ問題 その2 (2023/10/26) (P43)
○停戦の実行と人質・捕虜の解放
11月24日から4日間、停戦することで、合意があったようで、現在の状況では、戦闘が停止され、人質の解放も行われているようだ。
戦期間中、国連の人道支援などが行われているようだが、4日間を経過した後、戦闘や人質解放がどうなるかは不明であるが、できるだけ継続してほしいと願うところだ。゙。
イスラエルは、ハマスをテロと見なし、殲滅すると公言していて、下図に示す、2カ所の国内のパレスチナ自治区の実効支配は、止めないだろう。
前稿でも触れているが、イスラエルとパレスチナとの地域的な関係を再確認すると、下図のようになっている。
○カタールという国
カタールは、下図にあるように、アラビア半島の足の甲に当たる陸続きの位置にある。
大きさは秋田県ほどで、人口は、京都市ほどの小国だが、国民一人当たりのGDPはかなり高いようで、昨年は、サッカーワールドカップが開催されている。
このカタールは、民族的には、アラブに属するが、ハマスとイスラエル双方に、コネクションを持っているようで、エジプトと共に、今回の仲介役を買って出たようだ。