2023年7月4日 ウクライナ情勢 500日
一昨年2月24日の、ロシアのウクライナ侵攻以来、500日が経過したようだ。
最近のウクライナ情勢だが、東部戦線での攻防、ワグネルの反乱、バルト三国で開催されるNATO首脳会議などが話題である。
○戦況
6/29時点と7/2時点とで、地図、コメントとも、全く同じであり、全体で見ると、戦況が膠着状態であることを示している。ウクライナ側の反転攻勢は、局所的とみられる。
○先日の6月末、ロシア軍内部で、抗争があり、ワグネル軍が、ロシアの首都モスクワに向けて進軍し、モスクワ市民も、緊張したようだ。
ベラルーシのルカチェンコ大統領が調整役となり、ワグネル軍は、ベラルーシ国内に移動し、とりあえず、収まったようだ。
ワグネル軍は、正体は、はっきりしないのだが、民間軍事会社で、傭兵集団のようで、ブリゴジン氏が、指揮を執っている、という。
ウクライナで戦う筈の、ロシアの軍隊が、なぜ、モスクワに行進したのかは、不明であるが、ワグネル軍は、独自性を持ちながら、ロシア側で戦ったが、ロシア軍の幹部に対する、内部の不満は大きかったという。
○ NATO首脳会議が、7/11~7/12に、バルト三国のリトアニアで開催される。
バルト三国は、ソ連時代、ロシアに苦しめられ、ソ連崩壊後、いち早く、NATOに加盟している。
首脳会議では、当面の、ウクライナ支援と、今後の、ウクライナのNATO加入などが話題になると言われ、どのような方向が示されるのか、注目される。
なお、長年の中立政策を放棄し、NATO加盟申請に踏み切ったフィンランドは、この4月、31番目の加盟国として認められたようだ。