2023年3月8日(木) 二つの数え歌
以前、学生時代に覚えた、二つの数え歌を、ネットの下記サイトで見つけた。
(上方座敷歌の研究.html)
◇正月数え歌
このような下ネタの歌は、ネットでは、見つからないと思っていた。男女の絡み合いを、月ごとの、数え歌形式で歌っていて、落語のオチのように、現実に戻るどんでん返しがあるのが
面白い。上方の座敷歌となっていたようで、上品な印象だ。
5月の歌は、よく覚えている好きな歌で、6月の歌は、学生らしい実感がある。
記憶していたもの(左)と、歌詞の一部が異なっていたようだ。
4月 客が来て→人が来て
5月 死んだ亭主の→夫の命日
6月 試験勉強→試験前
◇数え歌(ヨサホイ節)
こちらの数え歌は、前項のような、落語のオチのような面白さはないが、どの歌も、色事に絡む、デリケートな風景描写、心理描写が見事だ。
四番は、音のしないように気を遣う様子が傑作である。
五番の茶臼とは、上下が逆の意のようで、直接表現しあいところが素晴らしい。
十番で、尊いお方まで出てくるのは、信じがたいが、威儀をただす羽織袴姿がいい。筆者の記憶では、羽織袴でなく、直立不動だったがー-。
下記のサイトでは、一~十番までは同じだが、以下が追加されている。
(参照:数え歌(よさほい節))
十一番は、ひと頃に話題となった、テレビの11PMだが、いまいち、意味が伝わらない。
十二番の歌詞は、聞いたことがあり、描写が上手い。十三番には、直球的な説得力がある。