2023年2月 7日(火) WBC2023
〇ベースボールファン待望の、WBC2023が間近になってきた。
大会ロゴマークは下図である。
〇大会概要
◇出場20チームと組み合わせ・会場は以下。
20チームが、1次ラウンドでは、5チームづつの、A,B,C,Dの4つのPOOL(プール)に分けられる。日本は、プールBである。
1次ラウンドは、プール内総当たりで、上位2チームが、準準決勝に進む。
準準決は、以下の様に対戦する。
プール A、Bについては以下。
プール Aの1位―プール Bの2位
プール Aの2位―プール Bの1位。
プール C、Dについては、同様に以下となる。
プール Cの1位―プール Dの2位
プール Cの2位―プール Dの1位。
上図にある、各プールのチームの地域分布をみると、以下のようになる。
下線を付した4チームは、後述する予選を勝ち抜いて、本選に出場している。
プール A (アジア1 欧州2 中米2)
台湾
オランダ
キューバ
イタリア
パナマ
プール B (アジア3 オセアニア1 欧州1)
日本
韓国
オーストラリア
中国
チェコ
プール C (北米3 南米1 欧州1)
アメリカ
メキシコ
コロンビア
カナダ
イギリス
プール D (中米3 南米1 アジア1)
プエルトリコ
ベネズエラ
ドミニカ
イスラエル
ニカラグア
20チーム全体の地域別内訳は以下のようだ。
アジア5 欧州4 北米3 中米5 南米2 オセアニア1
◇昨年7月頃に行われた予選には、以下の12チームが参加している。
予選A ドイツ チェコ スペイン フランス イギリス 南アフリカ
(ヨーロッパ5,アフリカ1)
予選B パナマ ニカラグア ブラジル アルゼンチン パキスタン ニュージーランド
(中米2 南米2 アジア1 オセアニア1)
下線を付したチームが、本選に出てきている。
本選、予選を含めた、全体の地域分布は、重複を除くと以下のようになる。
アジア6 欧州7 アフリカ1 北米3 中米5 南米4 オセアニア2
ベースボールの参加チームが、北米・中米やアジアだけでなく、世界中に広がっているのは、嬉しいことだ。
◇日程と会場
*1次ラウンド
プール A:2023.3.8~3.13 台中I.C.野球場(台湾)
プール B:2023.3.9~3,13 東京ドーム(日本) 日本緒戦は3・9(対中国)
プール C:2023.3.11~15 チェイスフィールド(米アリゾナ州 フェニックス)
プール D:2023.3.11~15 ローンデポパーク(米フロリダ州 マイアミ)
*準準決勝ラウンド
準準決勝1:2023.3.15,3.16 東京ドーム
準準決勝2:2023.3.17,3.18 ローンデポパーク
*決勝ラウンド
準決勝 2023.3.19 3.20 ローンデポパーク
決勝 2023.3.21 ローンデポパーク
〇日本代表
*監督は、稲葉篤規氏から、栗山英樹氏に引き継がれ、代表の選考が進められた。
*先行して、以下の12人が,1月6日に発表されている。
追加メンバーが、1月26日に発表され、総勢30名が揃った。
追加された中には、山田哲人(ヤクルト)、岡本和真(巨人)、山川穂高(西武)も含まれている。
*MLBで活躍しているメンバーから、先行組では、ダルビッシュ有、大谷翔平、鈴木誠也が、追加組では、日本人の母親をもつ、L.ヌートバー(カージナルス)、最近、MLBに移籍した、吉田正尚(レッドソックス)が入っている。
国内の、山田哲人(ヤクルト)、岡本和真(巨人)、山川穂高(西武)も、追加された。
〇これまでの歴史と今後
*野球(ベースボール)が、オリンピックやWBCなどの国際大会に登場した歴史は下図だ。
オリンピックでのベースボールは、これまで、上表のように、輝かしい歴史があり、直近の東京オリンピックでは、日本が金メダルと大活躍したのだが、来年のパリオリンピックでは、競技種目には入っていないのは、寂しい限りだが、それだけに、今年のWBCへの期待が大きいと言える。
*WBCが始まったのは、上述の表にあるように、比較的歴史は浅く、第1回大会は、2006年である。
WBCの過去4回までの結果は以下だ。
日本は、第1回、第2回と優勝し、第3回、第4回は、ベスト4になっている。
WBCで忘れられないのは、2009年の第2回大会での、日本と韓国との、決勝戦だ。
3-3の同点で迎えた、延長10回表、2アウトで、走者2,3塁。ここで、イチローが、ヒットを放ち、2点得点し、5-3と勝ち越し、10回裏を押さえて、優勝したのである。