2023年2月6日(月) ラグビーワールドカップ フランス大会
先日、ラグビーについて、下記記事を投稿している。
サッカーから、ラグビーへ (2023/1/16) (O63)
本稿は、その続編で、予告していた、ラグビーワールドカップについて触れたい。
◇FIFAのサッカー熱の陰に隠れていて、よく知らなかったのだが、今年の秋に、ラグビーワールドカップ2023が、フランスで開催され、日本代表も参加するようだ。
ラグビーワールドカップの「CUP」そのものは、下図である。
◇一方、下図は、フランス大会のロゴマークで、ラグビーボールを象った、綺麗なデザインだ。
◇大会は、9月8日~10月28日の間に開催され、20チームが参加し、1次リーグは、5チームづつ、4つのプールに分かれる。
前回大会の成績によって、シードされたチームが、各プールに3チームづつ入っており、各プールの残りの2チームは、後述の複雑な地区予選を勝ち抜いて本大会に出てきていて、青色で示している。
プールA ニュージーランド、フランス、イタリア、ウルグアイ、ナミビア
プールB 南アフリカ、アイルランド、スコットランド、トンガ、ルーマニア
プールC ウエールズ、オーストラリア、フィジー、ジョージア、ポルトガル
プールD イングランド、日本、アルゼンチン、サモア、チリ
上述の青色チームは、以下の地区予選を勝ち抜いている。
アフリカ ナミビア
ヨーロッパ ジョージア ルーマニア
アメリカ ウルグアイ チリ
オセアニア サモア
アジアパシフィックプレーオフ トンガ
最終予選 ポルトガル
◇出場チームを見ると、ラグビーは、伝統的に、イギリスの植民地だった、オセアニア諸国(ニュージーランド、オーストラリア、フィジーなど)や、南アフリカなどが強く、イギリス本国も、上記で下線表示したように、3地域に分かれて(分身術?)参加していて、これらの諸国は現在、イギリス連邦(Commonwealth of Nations)
に加盟している(下図)。ラグビー競技が、イギリスによって始められ、広められた歴史を物語っているようだ。
参加国を地域別に見ると、以下の様だ。
アフリカ 2
アメリカ 3(北中米 0、南米 3)
ヨーロッパ 8
アジア 2
オセアニア 5
前回大会は、2019年、日本で開催されたが、その時の関係で、日本は、今回の大会の予選が免除されている。
◇日本代表
プールDに入っている日本の緒戦は、9月10日の、対チリ戦となっている。
日本代表のメンバーも、ほぼ、固まっているようで、ネットには、ポジション別に、40名の選手が出ている。(参照:ラグビー日本代表 - Wikipedia.html)
日本代表のヘッドコーチは、ニュージーランド出身の、ジェイミー・ジョセフ氏で、今後、チーム練習や、強化試合が計画されることとなる。
日本代表のメンバーで、筆者が知っている選手は、
フォワード 稲垣啓太 、リーチマイケル
バックス 松島孝太郎
位だが、松島選手は、怪我で、出場は難しいと言われている。
これ迄大活躍した、風貌も好きな堀江翔太選手は、残念ながら、代表からは外れたようだ。
◇過去のWC
1930年から始まった、サッカーのFIFAワールドカップに比べて、ラグビーのワー
ルドカップの歴史は浅く、第1回は、1995年のようだ。
下表は、大会は4年毎に開催されているが、下表は、これまでの大会の成績等を示したものだ。
前回の2019年の第9回大会は、日本で開催されたが、余り注目されずに終わっている。
上表で、これまでの優勝、準優勝チームをみると、以下の様だ。
ニュージーランド 優勝3回、準優勝1回
オーストラリア 優勝3回、準優勝2回
南アフリカ 優勝2回、
イングランド 優勝1回、準優勝3回
フランス 準優勝3回
イギリス系ではない地域で、今年の大会の開催国になっている、フランスの活躍や、4位のアルゼンチンも、注目される。
これまでの大会で印象深いのは、2015年の第8回大会であり、日本が、強豪の南アに勝利した番狂わせがあったことだ。大会が、イングランドのブライトンで行われたことから、このハプニングは、世界から、「ブライトンの奇跡」と言われた。
が、上表のように、日本は、2次リーグには進めず、一方の南アは、実力通り3位になっている。
(参照:ラグビーワールドカップ2015日本対南アフリカ - Wikipedia.html)
◇フランス大会では、優勝国は、やはり、イギリス系か、それとも、イギリス系でない、フランスやアルゼチンなどだろうか?
また、日本がどこまで勝ち上がれるのかも、楽しみである。