2014年2月5日(水) 正月からの年中行事
新年を迎えたと思ったら、早いもので、正月も終わり、2月も、節分、立春と、またたく間に、過ぎてしまったことだ。
以下は、この所の年中行事等に関する、とりとめのない話題である。
○今年の我が家の年賀状、例年の様に、草花の写真入りにしたのだが、改めて調べてみたら、夫婦双方の両親が亡くなって喪中欠礼した時を除き、もう30年も続いているスタイルだ。
年賀状に登場したのは、長年育ててきた、我が家にゆかりのある草花達ばかりなのだが、あと、何年続くのか、そろそろ、種切れであろうか。
昨年暮れには、多くの方から、喪中欠礼の御挨拶を頂いたが、中には、ご本人が亡くなられた、との、ご遺族からの物もあり、自分達の番が近付いているような感じである。
昨年も、今年も、年賀状を辞退したい旨を書かれた方が見受けられた。病気等の、不可抗力では無く、元気な内に身辺を整理しておきたい、という心懸けと言えるだろうか。
ネットによる新年のご挨拶は、予想した程には増えていない。これは、普段のメールのやり取りとは違って、新年には、改めて、年賀状で御挨拶したい、という理由なのかも知れない。
○正月7日の七草には、ワイフKが、かゆ を炊いてくれた。 スーパーでセットを買うのでは、つまらないので、手元で調達した、以下の食材8種にした。
台所にあるもの:白菜 小松菜 ブロッコリー葉 キャベツ 水菜
屋上で育っているもの:ミツバ ハコベ さやえんどうの新芽の葉
七草かゆ の材料
特徴的なのは、屋上で育っているもので、ミツバは、根付きの物を、そのまま鉢植えにしたものだ。 ハコベは、物置の南側の日当たりのいい場所で、長年育っている野草で、今年は、唯一の、春の七草である。
又、さやえんどうは、昨秋に種を播いて発芽した、さやえんどうの新芽から、申し訳ないと言いながら、丸葉2枚を失敬した。
○先日、最寄りの郵便局へ行き、お年玉が当たった年賀はがきで、景品に交換して貰った。 残念ながら、下2桁の3等ばかりが10枚程で、切手シートである。
これまでも、当たった試しは無いのだが、今年は、いささか、期待していた。年賀状の総販売枚数が、落ち込み傾向にあるようで、このためJPとしては、高額景品を減らし、その分、当たりの本数を増やした、と、自分では、理解していたからである。
でも、この辺の状況について、対応して呉れた局員に聞いたのだが、よく分らなかった。景品金額と当選確率から得られる期待値はどうなのか、景品総額は、変わっていないのか、増額/減額されているのか、等は、不明である。
例年、余ってしまった年賀はがきは、5円の手数料を払って、普通はがきに替えてもらっているが、最近は、専ら電子メールのため、普通はがきを使う機会が少なく、持てあまし気味である。
○昨年暮れに、関西の知人から送って貰った花木等で作った玄関飾りについては、当ブログの、以下の記事にあるが、今年も、玄関先を華やかにしてくれた。
今年も正月飾り (2014/1/4 )
この飾りも、先日整理し、一部の花木達を、風呂場ギャラリーに活け直して、楽しんでいる。嬉しいことに、玄関先では咲かなかった紅梅が、漸く、こちらで小さな花を付けている。
紅白の南天 紅梅 アルストロメリア
正月飾りの、可愛いい鏡餅も、先日、いただいた。内側には、ビニル包装の更に小さな、孫餅が入っていたが、立派な餅であった。 幼い頃の田舎では、正月が終わると、黄色いカビの生えた丸餅を砕いて、油で揚げて食べたことが思い出される。
1月31日は、旧歴の元旦と言う事で、お隣の中国では、春節の祝いで賑わったようだ。でも、大気汚染がひどい事から、恒例の爆竹も、かなり控えられたようで、彼の地の人達の、悔しさと御苦労が思いやられるところだ。
○昨日の立春は、24節気の中でも、古来、最も待ち焦がれられた日になるだろうか。期待される分だけ、立春前日の節分には、豆まきなど、各地で多様な行事がある。
我が家でも、ささやかに、節分を迎えたが、今年は、例年とはいささか違った。近隣のスーパーで、以下の一式を仕入れてきた。
福豆 海鮮惠方巻 殻ピー
・豆まき用に、通常の福豆の他、殻付きピーナッツを細長い袋に詰めた物も買い求めた。福豆の炒り豆は、さくさくしていて、歯が悪くても、OKだった。
驚いたのは、評判の悪い中国製と記されていた殻付きピーナッツだが、どうしてどうして、風味があり、歯ざわりも柔らかで、酸化していない、なかなかの味である。
少し前だが、ピーナッツについて、当ブログで、
殻付き落花生(ピーナッツ)の食べ比べ (2010/1/13)
殻付き落花生(ピーナッツ)第二弾〜第三弾(2010/1/23、2/9)
などと、集中的に話題にした時以来の事で、中国の現地だけでなく、関連する日本の企業も、かなり、品質の維持・改良に努力してきている、と言う事だろうか。
・もう一つは、「惠方巻」で、買うのは、今回が初めてである。これは、関西方面の慣わしのようだが、最近は、関東でもよく見かけるようになっただろうか。節分に、惠方を向いて、太巻を口いっぱいに頬張り、願い事を唱えながらも無言で食べるのだ、と言う。
買ってきた海鮮惠方巻は、結構具が多かったためか、余りに太すぎて、口には、頬張れなかった。切って頂いたのだが、果たして、御利益はあったのかな?
○昨年は、東京周辺では、纏まった雪が、1回目は、1/26、2回目は2/22と、降っているが、今年はどうかな、と思っていたら、立春の昨日、東京も何とか雪になった。
今朝になっても、道路向かいの建物の屋根は、白く雪化粧している。自宅ベランダの、終わりかけているアロエの花が、白をバックに、鮮やかさを取り戻したようだ。(下図)
屋根の雪とアロエの花
一方、我が家のルーフバルコニーでも、下のように、置物の信楽狸や、チューリップのプランターに、今朝も雪が残っていた。
やはり、冬期には、雪を見るのは、嬉しいものだ。
○我が国には、暮れから正月にかけての慣習として、色々な年中行事や食文化がある訳だが、年齢に関する慣習もある。
日本では、古来、年齢は数え歳で数えられ、歳祝いもこれに倣ってきたが(還暦だけは、満60歳、数えでは61歳)、最近は、満年齢が使われることも多い。暮れの12月23日の天皇誕生日には、「傘寿」(満80歳)と報道された。
傘寿の天皇・皇后(ネット画像より)
古来の数え歳では、生まれた年が1歳で、正月(又は、誕生日)を迎えると加齢する、と言う事だ。
今年、田舎で行われる、「喜寿」(77歳)の歳祝いは、数え歳で、しかも、学年毎に行われるため、筆者は、来月で漸く満75歳である!
年齢だけでなく、物の数え方全体として、「0」(零 ゼロ)という概念や数字が出てきたのは、かなり後の事と言われ、西暦で、紀元0年が無い事も同じである。 これは、どれが正しいと言った事では無いが、文化の領域の話題として、機会を見て取り上げてみたい。