当ブログでは、先日、新型コロナウイルスの脅威について、
新型コロナウイルスの脅威再び1 (2020/11/23)
新型コロナウイルスの脅威再び2 (2020/11/29)
新型コロナウイルスの脅威再び3 (2020/12/5)
新型コロナウイルスの脅威再び4 (2020/12/11)
新型コロナウイルスの脅威再び5 (2020/12/22)
と、投稿し、前稿のその5では、収まらない感染拡大について、取り上げたところだ。ところが、その直ぐ後、東京都の新規感染者数が、これまでの最大値となり、翌日も、2番目の数値となった。そして昨日、またもや、最大値が更新されることとなった。
東京以外の、国内の他の地域でも、これまでの最大値を記録するなどしている。
年末、年始に向けて、極めて由々しき事態であり、最近の感染拡大状況を踏まえ、本稿では、コロナウイルスの脅威について、続編6として、改めて取り上げることとしたい。
◎最高値の更新
上述のとおりであり、
12月23日 888人 これまでの最大値
12月25日 884人 これまでの2番目の値
12月26日 949人 更新された最大値 (間もなく1000人を超す勢い)
と巨大な数値である。
昨26日は、以下のように、全国の感染者数や重症患者数も、これまでの最大値となっており、全国的に感染が拡大している気の抜けない状況が続いている。
全国感染者数 3881人
全国重症患者数 681人
東京都の、この春以降の経過について、ネットのサイトから、下図を引用する。(東京都 新型コロナ 過去2番目の884人感染確認 NHKニュース)_
この春から、12月25日までの経過
ワクチンの準備について、国内での、申請の準備が始まり、来年春の接種計画が示されるなど、先の見通しが具体化するという、嬉しい情報がある一方で、各地での、医療面の逼迫は極めて厳しい状況だ。地域によっては、医療崩壊が起っている、との報道もある。
夫婦で後期高齢者である我が家にとって、まさに身近に迫っている脅威と言え、東京の発熱相談センターの電話番号は、03-5320-4592と控えてある。
これからの年末年始を控えて、ロックダウン無しに、感染拡大を抑えながら、社会活動も進めていくという、我が国の独自の方向が、どこまで維持できるかが問われるところだ。
国内の重症患者数は下図の様で、明らかに増加傾向にある。
年末年始でも、今年は、休まずに対応する医療施設だが、重症患者用のベッドと機器と対応する要員が決め手となろう。
重症患者用の機器の人工呼吸器や、ECMO(略称 人工肺)の使用に当たっては、専門的な知識を備えた熟練した要員が必要と言われる。
これらの機器について、当ブログの、下記記事で触れている。
新型コロナウイルスの脅威3 (2020/12/6)
◎都知事記者会見 12月25日
17日に発出された、年末年始コロナ特別警報下にある中、小池都知事が、今年最後の定例記者会見を行った。
“今年は、新型コロナウイルスの感染拡大、東京オリンピックの延期、経済の低迷など、本当にひどい年だった。来年は一転して、素晴らしい年とするため、ご協力をお願いしたい。”と述べている。そして会見で知事は、
“静かな年末年始を”と、
・不要不急の外出
・会食
・帰省
の自粛を求め、“お願いしかできないのが最大の問題”と、強制力を持つ特措法の改正を国に求めている。
(写真等は、「本当にひどい年だった」 静かな年末年始を―小池都知事:時事ドットコムのサイトから引用)
先だって都知事は、陰の実力者である、二階幹事長と会って、特措法の改正について要請を行っている。
年末年始については、以下のように、各方面で検討が進められているところだ。
終夜運転の取りやめ
初詣の分散化対応
初日の出見学ツアー中止
帰省の分散化
帰歳暮 田舎に帰る代わりにお歳暮を贈る
これからが、ウイルスに立ち向かう、正真正銘の正念場である。
果たして、来年はどんな正月で始まるのだろうか?