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ご挨拶状とエンディングノート

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2020年12月28(月)ご挨拶状とエンディングノート

 

 

社会的にも、個人的にも、特異な年となった今年も、もうじき終わろうとしている。

今日は、例年なら、仕事納め(御用収め)として、役所や会社などの最後の仕事日だが、コロナ禍の今年はどうだろうか。

 

今年は、社会的には、いうまでもなく、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大というパンデミックや、アメリカ大統領選挙後の対立と分断など、予想できなかった状況が起っている。

個人的には、自身の身辺で、実の姉と実の弟の二人の親族を亡くしたことと、腎臓関連で入院し、手術を受けたことがある。

 

年の瀬に当たって、幾つかの話題を取り上げたい。

 

◎ご挨拶状

 今年は、通常なら、喪中欠礼のご挨拶となるところだが、我が家では改めて、喪中欠礼を兼ねた、ご挨拶状をお送りすることとした。 

今回、ご挨拶状をお送りしたことに対して、多くの方々から、手紙や電話やメールや、贈り物まで頂いた。 

 その反響の大きさに、我ながら驚いたことだが、その理由は何だろうかと、新聞記者風に、やや客観的に考えてみた。

 

・周囲の人たちが、当方の身辺の変化(姉と弟を亡くし、思わぬ手術があった)に対して、お悔みや、お見舞いの気持ちがあったかも知れない。

・これまでの年賀状で、30年以上に亘って令和2年の正月まで、自家の屋上庭園で育った草花について、丁寧に取り上げてきた印象が強く、忘れられなかっただろうか? 

   年賀状について、以下のブログ記事がある。

     年賀状の中の草花たち (2015/2/24)

・ご挨拶状が、筆者等の、我が人生を振り返る一つの切っ掛けになっていて、終活の一環と言える。

 最近の新聞記事の日曜版に、終活年賀状のことが紹介されていたが、今回のご挨拶状は、それを兼ねたものになっている。

 夫婦で傘寿を過ぎた現在まで、お付き合いしている仲間には、高齢者が多いことから、終活に対する共感があったのではないだろうか?

 ネットのサイトに、

  年賀状じまい(終活年賀状)とは? 書き方のポイントや文例

 がある。

 

 

◎終活とエンディングノート

12月23日には、地域の診療所が開催している、「グリーンカフェ」(*)に、夫婦で参加した。

コロナ禍の中だが、約50名程の、元気な高齢者が参加し、盛会であった。

医療機関の集まりだけあって、マスク着用や、非接触の体温測定、消毒は、しっかり行われた。歩くには、少し距離があるので、若いつもりで、愛用の、変速機付き自転車で通ったことだ。

 

今回は、権利擁護センター足立という、ややいかめしい名前の足立区の機関の方が、

  「人生のエンディング ~元気なうちに考えよう~」

とのタイトルで、エンディングノートの話などをされ、それを聴講した。

 

終活やエンディングノートのことは、聞いたことはあるものの、なんとなく、避けてきた感じのあるテーマである。

 今日からできる老いじたく、ということで、紹介された一句が、

  「老いじたく、元気なうちに、慎重に」

である。

身につまされる話や、心当たりも多く、“なんかせニャー”と、なんとなく、その気にさせられたことだ。

断捨離という言葉もあるが、思い当たる事項、書きやすい事項、やりやすい事項から、整理してみるか!

“大した財産は持っていないから死んでも気楽”、とのんびりしがちだが、死後に、思わぬ権利者が現れたり、遺産相続でよく揉めるのは、200万円前後だとのこと。

“最近は、高齢者の閉じこもりが多いですが、この集まりに出て来る皆さんは理想的”、などと煽てられた。 

 

(*)グリーンカフェ:足立区の社会福祉協議会が支援している事業で、地域の高齢者を対象にした自由な集まりの一つ

   で、毎月の第3水曜日に、1時間半に亘って開催される。

   茶菓を頂きながら楽しむ場で、会費は要らない。

   医師である院長の話として、定期的に、ぼけ防止、認知症対策等の講話があり、所轄署の警察官による、交通安全

   や、振込め詐欺防止等の話もある。

   院長のコロナに関する話を何度か回聞いたことがあり、以下の当ブログ記事にも引用している。

     新型コロナウイルスの脅威再び 2 (2020/11/30)

   季節に合わせて、朝顔の飾りを作ったり、可愛いクリスマスツリーなども作る。

   始まって5年を過ぎて、今回で60回目となっているが、今年はコロナ禍で、2回中止・延期となっている。

   筆者は、27回から、ほぼ休まずに参加してきたが、この夏は、入院・手術のために、数回、休んでいる。

 

 

 


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