2015年1月Ⅰ5日(木) コーヒーメーカーも新調
この所、電話FAX、プリンタと、立て続けに新調し、以下のブログ記事にしている。
電話FAXを新調 (2014/11/30)
プリンタも新調 (2015/1/12)
更に、暮れに、コーヒーメーカーを新調するという、かなり特異な経過となった。
本稿は、この顛末記であるが、以来、このコーヒーメーカーを使って、昨日でまだ1ヶ月だが、もう、すっかり定着した感じである。
我が家のコーヒーに関しては、30年以上もの間、豆を挽き、サイフォンを使って来た長い歴史があり、ブログでも、以下のように、シリーズで取り上げたことがある。
コーヒーの楽しみ サイフォン (2012/6/6)
コーヒーの楽しみ サイフォン その2 (2012/6/9)
コーヒーの楽しみ コーヒータイム (2012/6/20)
コーヒーの楽しみ お茶とコーヒーと (2012/6/21)
コーヒーの楽しみ コーヒーの木 (2012/6/24)
昨年秋のある日のことだが、愛用のサイフォンを洗っている時に、うっかりして、上ボウルを、流し台の水道の蛇口にぶつけてしまい、あっさり、壊してしまったのである。
サイフォンの壊れた上ボウル(写真の右)
これまでも、このような失敗は何度かしており、上記のブログの時もそうだが、その都度、都心のMデパートに申し込むと、1週間程度で、必要な部品を取り寄せて、配達して呉れるのである。
でも、不思議なことに、いつも壊すのは上ボウルで、下ボウルは、初めて買った時のままである(写真の左)。
今回も、例のごとく、件のデパートに電話で申し込んだら、製造メーカのH社が、該当商品のメンテ用部品の供給を取りやめた、との連絡で、終に、修理を諦めざるを得なかった。 よくぞこれまで、メンテ用品を供給し続けてくれたもの、と敬意を表したい
ネットで調べると、H社では、今でも、形状の異なるサイフォンを扱ってはいるようだ。 でも、一般用としては、サイフォンは疾うに旧式なのだろうかーー。
かくして、サイフォンが使えなくなって暫くの間は、インスタントコーヒーで繋いだが、でも、挽きたてのコーヒーの風味は捨てがたく、近隣の、家電機器のK量販店に行って、新たなコーヒーメーカーを物色した。
各社の色々なコーヒーメーカーが出ており、機能的には、現在は、コーヒー豆と水を入れてスイッチを入れればコーヒーが出来るものもあり、紙フィルターを使ったドリップ式が殆どだ。
若者向きの、洒落たデザインのものもあり、本格的なコーヒー通向けの、外国製で、各種コーヒーが作れる、高級機種もある。
インスタントコーヒーから、通常のレギュラーコーヒー、エスプレッソなどの特別なコーヒーまで、コーヒーを楽しむ選択の幅は、かなり広くなっているだろう。
我が家では、挽きたての香りは譲れない一方、豆を挽くミルは、まだ現用が十分に使えることから、ミルの付いていない機種の範囲内で、製品を選ぶこととした。
余り悩まなかったが、比較的シンプルで扱いやすく、思いの外安価な、国内の電機メーカT社の製品にした。淹れ方については、薄い/濃いだけを選べる単純なものだ。
勿論、サイフォンでは不要だった、コーヒーの粉を入れる紙フィルターも買い求めた。
新調したコーヒーメーカー
帰宅後、早速、マニュアルを見ながら使ってみた。新しいコーヒーメーカーで淹れる場合の、豆の量や、水の量、紙フィルターのセット法等が重要だが、1カ月間、あれこれ試した結果、どうやら慣れて要領が掴めて来たようで、サイフォンの時と殆ど変らない状況に落ち着いている。
抽出が終わった後は、そのまま保温機能があって冷めないので、この点ではサイフォンよりは便利だ。(サイフォンでは、一旦、ランプを消して湯が下部に移るのを待って、再度、ランプを点火して保温することとなる。)
部品の中に、セパレーターという、細かい粉を取り除く道具が付属している。粉で買ってくる場合に必要になる代物と思われるが、よく分らず、使ったことは無い。
上述のブログ記事にあるように、サイフォンでは、空気圧(負圧)を利用するので、抽出については抜群であるとともに、湯が、下部から上部に移動し、冷えて、再び下部に戻ってくる、ワクワクするような楽しさがある。
これに比し、本器では、重力の作用で滴り落ちる仕掛けなので、ゆっくりしている。浄水フィルターなる物がついていて、抽出中は、バーバー/ビービー/ブーブーと音がするのが面白い。
本器では、付属の金網フィルターでなく、紙フィルターを使えば、抽出後は、そっくりそのまま捨てられるので、手軽であり、洗うのも簡単である。
布製のフィルターを使うサイフォンでは、洗った後に、フィルターを再利用するのでやや面倒だったが、以前、この肝心なフィルターを、金具毎、うっかり捨てて仕舞い、ゴミ箱を探して見つけたり、結局見つからずに注文して取り寄せた事もある。
道具立ては多少変わったが大したストレスも無く、従来と変わらずに、日々、挽きたてのコーヒーを楽しめる事に感謝したいものである。