2024年11月8日(金) アメリカ大統領選
JSTの6日遅く、アメリカ大統領選挙の開票が終了した。
期待に反して、前トランプ大統領が、返り咲いた。筆者は、副大統領の、ハリス候補が当選し、初の女性大統領となることを期待していたのだがーー。
○選挙人は、全体で、538人で、半数は269人のため、270人が過半数となる。
選挙人は、下図のように、人口に応じて各州に割り当てられている(ワシントンDCも含めて51)
最も遅い地域の投票が終了後、開票が行われるが、開票速報は、プレスの予測で行われる。
下図は、開票速報だが、まだ不確定票が残っている段階のものだ。
○アメリカ第一主義(MAKE AMERICA GREAT AGAIN (下図の帽子))を標榜するトランプ候補の、歯切れのいい専横ぶりには、ついていけないところがある。
世界では、ウクライナ問題、パレスチナ問題(中東問題)、地球環境問題など課題は山積している。又、国内では、経済問題、国境と移民問題、出産の自由に関わる問題などもある。
政権交代で、アメリカ第一主義の姿勢は、今度は、少しは変わるのだろうか。
○国会議員選挙
大統領選挙と同時に、国会議員選挙も行われた。
上院 定員 100 各州から2名づつ(人口に無関係)
任期 6年 2年毎に1/3を改選
下院 定員480 各州に、人口に比例して割り当て
任期2年 大統領選挙と同時に全数を改選し、2年後に中間選挙で改選。
今回の結果と党派構成
下図のようになっている。図の議席数は、開票終了前のもので、「結果待ち」が含まれている。
(参照:【米大統領選2024】共和党、連邦上院の過半数議席を獲得へ - BBCニュース.html)
2022年の中間選挙で、大統領と議会の党派が逆転している「ねじれ」が起こっていたが、今回の選挙で、ねじれが解消し、議会運営が円滑化されると期待されている。