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パレスチナ問題  その2

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  2023年10月26日(木)   パレスチナ問題  その2

 

 

パレスチナ問題は、連日、ニュースのテーマになっていて、人質の扱いや人道支援など、緊迫した状況が続いている。

*

先日、下記記事を投稿したが、

 パレスチナ問題  その1 (2023/10/19)

本稿は、この記事の続編となるもので、パレスチナなどの呼称や、ユダヤ人の分布、歴史的な経過、などを取り上げている。

 

 

◎呼称

・「パレスチナ」とは、地中海に面した、中東の地域の呼称で、「ペリシテ人の土地」の意という。ペリシテは、Philistines が訛ったものと言われている。

 (参照:パレスチナ - Wikipedia.html)

 

・「イスラエル」という呼称は、信仰を共にする集団である、イスラエル民族の名称となったようだ。「神(エール)が支配する」という意味をもち、神政政治の理念を示している、という。

別の見方をすれば、神に選ばれたとする選民思想だろうか。

 

・「ハマス」

 今回の紛争の主役である「ハマス」の呼称だが、ネットの以下のサイトに出ている。 

  (参照:ハマスに関する基礎知識・一問一答 [社会ニュース] All About.html)

 

パレスチナ地域全体での抵抗運動の実情はよく分からないのだが、組織内が分裂していて、以下のようだ。

  ヨルダン川西岸地区  「ファタハ」 アッバス議長

  ガザ地区       「ハマス」  ハニーヤ前首相

  

ガザ地区は、ハマスが統治していて、軍事面だかでなく、生活面での支援も行っているようで、地域住民の支持は厚いようだ。

 

 ◎PLO 

 PLOとは、

Palertine Liberation Organization (:パレスチナ解放機構)の頭文字をとったものだ。

  liberate(解放する)→名詞は、Liberation(解放)

イスラエルの支配下にあるパレスチナを解放することを目的とした統合機関で、国連では、PLOが、パレスチナ人の、唯一の代表機関とされている。

往時は、アラファト議長が組織を統括していたが、病死し、その後は、アッバス議長が引き継いでいるが、組織内の勢力争いで、上述のように、地区別に指導体制が分かれているようだ。

 

◎ユダヤ人

世界のユダヤ人人口は、下図のようで、総人口の大半が、イスラエルと米国に集中しているようだ。アメリカが、イスラエルを支援する理由が、ここにある。。

(参照:図録▽世界のユダヤ人人口.htm)

 

  

◎イスラエル王国

 紀元前8世紀頃、ユダヤ人は、現在のイスラエルの周辺のレバント地方に、イスラエル王国を築いていたようだ。下図は、古代イスラエル - Wikipedia.htmlを参照したものだが、図にあるレバント地方とは、おおよそ、現在の、シリア、ヨルダン、イスラエルとパレスチナ自治区 周辺に当たる。

    

 

◎中東戦争から今日まで

中東戦争は、アラブとイスラエルの戦争とも言われるが、4度繰り返されている。

 

 第1次中東戦争  1948.5~  

 第2次中東戦争  1956.7~   (スエズ危機)

 第3次中東戦争  1967.6~   (6日戦争)

 第4次中東戦争  1973.10~     

 

これらの中間や後にも、中東地域で、紛争は繰り返されて来ており、この10月7日に、今回のイスラエル・ハマス戦争が始まっている。

 

全体をみると、制空権を握り機動力に勝るイスラエル側が優位に立っているようだ。

 

 

◎ユダヤ人の受難

ナチス時代のドイツでは、ユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)が行われたのは、周知のことだ。

ユダヤ人を撲滅し、民族を浄化するという、反ユダヤ主義が広められたが、どうしてこのような思想が生まれたのか、いまいち、理解しづらい所がある。

ユダヤ人は頭が良く、金儲けがうまいという事への、反感かも知れない。

ユダヤ人では、著名な人物が多いのだが、とっさに思いつくのは、遍く、相対性理論で知られる、アインシュタインだ。

もう一人挙げたいのは、アシェークスピアの劇作「ヴェニスの商人」に出てくる、金貸しのシャイロックだ。

 

世界各地で起こっている、多くの紛争は、民族・宗教の問題がからでいるようだ。


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