2023年10月6日(金) 2回目の海洋放出
原発事故の後処理で貯まっている膨大な量の処理水の、2回目の海洋放出が、5日から始まったようだ。
当ブログでは、この関連で、以下の記事を投稿している。
処理水の放出 (2023/7/6) (P17)
処理水の放出 続き (2023/8/26) (P30)
◎放出のシステム図
放出のシステムの概要は下図である。(ネットの画像から)
◎放出の実行と予定
1回目は、以下のように行われている。
8/24~9/11(19日) 7800トン(タンク10基分)
放出口周辺で採取した海水や魚のトリチウム濃度に異常はなかったようだ。
今回は、2回目で、以下のようだ。
10/5~10/21(17日) 7800トン(タンク10基分)
今回も、放出する前に、処理水を海水で薄めて、トリチウム濃度を、1リットル当たり、1500ベクレル未満にしている。
この数値は、国の基準の40分の1で、大きく下回っているようだ。
年内に、更に2回、同様の規模で放出する予定という。それでも、まだ、40基と、一握りだ。
1000基とも言われるタンクに保存されている処理水を、今後30年をかけて放出するという、長~い戦いが待っている!
処理水の放出については、目下、中国が、反発していて、福島県産の海産物の輸入を制限しているようで、ホタテ業者などは、大きな打撃を被っているようだ。政府の、粘り強い外交努力が望まれところだ。