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横文字

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 2023年9月12日(火) 横文字

 

 

世の中、横文字が多いのだが、最近気になったものを、幾つか取り上げた。

 

〇BRT

 BRTとは、以下から来ている、

 Bus Rapid Transit :バス高速輸送システム

 

 2017年7月の、大分県日田市での豪雨で、JR日田線が被災し、全長約40kmの内、下図にあるように、茶黄色の約14kmで鉄道を撤去しバス専用道とし、残る青緑色の区間は、一般道も加えて、8月28日、BRTとして開業した。

路線図は以下。(参照:JR日田彦山線BRT「ひこぼしライン」開業!/日田市.html)

   

 上図の中で、茶黄色の区間が、線路を撤去した専用道区間(彦山―宝珠山)で、青緑色の区間が一般道区間である。

開業後の利用状況は、珍しさもあって、まあまあの状況だったようだ。

自動車との競合の中で、今後は、高齢者や学生などのための、地域の欠かせない交通手段として、どのように事業を継続していくかが課題と言われている。

 

BRTの「ひこぼしライン」という愛称は、七夕の彦星への願いと、地域の名山 英彦山(ひこさん)を重ねた思いが込められているようだ。

 

 BRT方式への転換は、東日本大震災で被災し、鉄道施設が流失し不通となった、JR大船渡線、JR気仙沼線に続いて、今回が3例目という。

 (JR日田彦山線、一部BRTに転換して28日スタート 災害乗り越え:朝日新聞)

 

 

 先月末、宇都宮地域で開業した新交通システムLRT(Light Rail Transit)について、下記記事を投稿している。

 宇都宮でLRT開業! (2023/8/28)  (O31)

 

 

 

〇日本版DBS

 DBSとは、性犯罪歴のある人の就業を制限する制度で、すでに、イギリスで導入されているようだ。イギリスの制度を参考にしながら、我が国でも始めようということで、こども家庭庁を中心に検討が進められているところだ。

 

イギリスの仕組みを示しているのが下図である。(参照:性犯罪から子どもを守る「DBS」 有識者会議 報告書とりまとめ _ NHK _ こども家庭庁.html)

 

 上図にあるように、DBSとは、英語の、

  Disclosure and Barring Service

                         :前歴開示・前歴者就業制限サービス

の頭文字から来ている。

図で示されているように、使用者(学校・保育所など)は、就業希望者があると、DBSに犯罪歴のチェックを依頼する。DBSから就業希望者に送付される無犯罪証明書を、使用者に、提出することとなる。性犯罪の前歴がある場合は、データベースで判明し、証明書が送付されない訳だ。

このようにして、性犯罪前歴者の職業選択の自由を、制限することとなる。

 

ネットの他のサイトで見つけた、日本版DBSのイメージ図は以下である。

(参照:日本版DBSの議論で持つべき冷静な視点 専門家が指摘するブラックリスト化の危険性:朝日新聞)

       

 

古今東西、性犯罪に関わる話題は尽きないところで、多くのスキャンダルの源となっている。

 

 

 

〇ラーケーション

 ラーケーションとは、Learningと、Vacationを繋ぎ合わせた言葉で、愛知県で始まった、親子での積極的な学習を兼ねた休暇活動のことのようだ。

ラーケーションの制度は、諸外国にはないようで、learcationという言葉は無いという。

             

この3月、愛知県の大村知事が、ラーケーションの日の構想を発表し、話題となった。

そして、この9月1日から愛知県内の、公立の小中高と、特別支援学校で実際に始まったようだ。

休暇は、年間で、3日と言われ、この休暇を、どのように過ごすかは、いろいろなアイディアがあり、ネットにも出ているが、親子や家族で話し合えば良い。

 

9月4日の発表では、一宮市、犬山市など、19市町村で導入が始まり、来年1月までに、県下の53市町村1003校が導入予定という。

 

 

 総務省のデータによれば、土曜、日曜の週末に働いている人の割合は下図のようだ。

 (愛知で始まる「ラーケーション」って何? _ NHK _ WEB特集)

    

 

上図をみると、週末の土曜、日曜に働いている人は、結構、多いと言うことだ。このことから、週末以外の、こどもが学校にゆく平日に、大人が休暇を取れる仕組みが、有効となる。

名古屋市は、休める子と休めない子が出て、格差が生まれるとして、導入を見送ったようで、この制度の導入で、忘れてはならない視点だろう。

 

 ワークライフバランス運動の中で、ワークの働き方改革に付いては、過重労働の規制など、いろんな場面で言われているが、今回の話題は、ライフに入る、休み方改革と言うべきテーマだ。

ゆくゆくは、和製英語が、国際語になるかも知れない!

 

 

 

 

 


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