2023年8月25日(金) BRICS 南ア首脳会議
先日、以下の記事を投稿している。
世界の新勢力図 BRICS (2023/8/15) (P25)
本稿は、8/22から8/24の間、南アで開催中された、第15回目のBRICS首脳会議について述べている。
〇会議状況
今回は、南アが議長役を務めて行われた。
首脳会議メンバーは、下図の通り。
ルラ大統領 周国家主席 ラマポーザ大統領 モディ首相 ラブロフ外相
ブラジル 中国 南ア インド ロシア
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ侵攻の嫌疑で出国できず、ビデオ参加となり、代理でラブロフ外相が出席し
ている。
〇会議状況
BRICSとは、アメリカのゴールドマンサックス社が使い始めた経済用語で、国際的な組織体ではないのだが、会議を重ねるごとに、先進国主導の国際活動への抵抗軸としての影響力が大きくなってきている。
BRICSの第1回会議が、エカテリンブルグで開催されるなど、当初は、ロシアの存在が大きかったのだが、ウクライナ侵攻もあり、中国の立場が、強まってきている。
今回の会議では、最終日に、新たに、以下の6か国の加盟を認めた様だ。
イラン、アルゼンチン、エチオピア、UAE、サウジアラビア、エジプト
(参照:BRICS首脳会議 新たにイランなど6か国の加盟認める _ NHK)
6か国の加盟で、新BRICSの世界に占める割合が、
人口の47%,GDPの36%と、極めて大きな比重となる。
(参照:BRICSがサウジ、アルゼンチンなど6カ国の加盟を承認 世界人口の47%へ拡大.)
これ等諸国を含めた、11か国の連携が、今後、どのように進められるのか注目される。