+ 2022年10月9日(日) 大谷翔平選手
アメリカ大リーグ(MLB)のレギュラーシーズンが終了し、ポストシーズンの始まりのワイルドカードを決める試合が始まっているようだ。
本稿では、今年も大いに活躍し楽しませてもらった、大谷翔平選手について触れたい。
リアル二刀流の大谷選手は、MLBアメリカンリーグALのチーム エンジェルスに所属し、殆どの試合で、打者DHとして出場し、時々、投手として出場するパターンである。
そして、先日の10月7日、公式試合の最終戦に、リアル二刀流の投手で出場した。
試合は、 アスレチックス3ー2エンゼルス ゙ で敗れたが、大谷投手は、5回まで投げ切って降板し、その後も、特別ルールで、DHと して打席に立ち続けた。
最終戦で力投する大谷投手
今シーズン全体を通した、大谷選手の最終成績は以下である。
{投手大谷}
・先発出場 28試合 (チームの全試合数は162)
・投球回数 166回(規定投球回数は、全試合数と同じで162回)
(一つ前の試合は、規定投球回数達成まで、あと1のところで終わっている。)
・勝利数15勝9敗(AL4位タイ)
・防御率2.33(AL4位)
・奪三振数 219(AL3位)
・奪三振率(試合平均の奪三振数)11,87(AL1位)
・WHIP 1.01
<あまり聞き慣れない、WHIPについて調べた。>
語源は以下で、ウイップと言うようだ
Walks plus Hits per Inings Pitched
イニング当たり何人のランナーを出したかを示す指標。投手成績を評価する項目の一つ。
WHIP=(与四球数+被安打数)/投球回数
投手は、WHIPにより、以下の様に評価される様だ。
1未満 球界を代表するエース級
1.2 エース級
1.4以上 問題
ただ、被安打数には、野手の守備も関係するので、指標には異論もあるという。
この指標、MLBでは公式だが、NPBでは採用していない。
{打者大谷} 試合数157 打席数586
(規定打席数は、チーム試合総数×3.1=502)
打率2割7分3厘(AL27位)
本塁打34(AL4位)
打点95(AL5位)
OPS 0.879(AL5位)
<余り聞き慣れない、OPSについて調べた>
語源は以下で、オブス/オー・ピー・エスと言うようだ。
OPSの語源は、On―base Plus Slugging
(出塁と打撃を足したもの)
OPS=出塁率+長打率
出塁率:打率(安打で出塁する確率で、安打数/打席数)+四死球で出塁する確率
長打率:打席当たりの換算短打数率*
*2塁打は2、3塁打は3,本塁打は4として、単打へ換算したものを、打席数で割っ
たもの。
OPSは、長打に重点があり、出塁後の走塁などが評価されない。
OPSが0.7は一般 0.8は一流 0.9は超一流とされる。
大谷選手の、OPSは0.879で、立派なものだ。
大谷選手が今シーズンのMVPに選ばれるのかが、話題になっており、来シーズンについては、契約金43億円で残留に決まったようだ。
また、来春のWBCの試合に出場するかどうか、も気になるところである。