2021年3月7日(日) アメフトの魅力
先日は、ひな祭りの桃の節句(上巳の節句)、まだ寒いのだが、日差しは春で、家内は、往時のお雛様の気分だろうか、パーマ屋の割引券の期限が切れると、そわそわしていたが------。
そして、地中に居た虫たちが、穴から出て来ると言われる、啓蟄もすぎて、一段と春らしさが増してきたことだ。
昨年は、プレーオフから、2月のスーパーボウルまでを、時々、TVで観て、その魅力にハマってしまった感じのアメフトだ。今年のシーズンは8月から始まるようだが、リーグが始まる前にいろいろ調べてみた。
当ブログでは、アメフトに関し、以下の2記事を投稿している。前者は、先日のスーパーボウルの様子を、後者は、米国での4大プロスポーツについて触れている。
アメフトのスーパーボウル (2021/2/11)
米国でのスポーツ人気 (2021/2/20)
〇ラグビーの特徴
イギリスのラグビーが、アメリカに渡ってアメフトになったことは、知っているが、両者の違いが、以前から気になっているので、この際、調べてみた。
ラグビーワールドカップが、2015.9.18~10.31の間、イギリスのイングランドで開催されたが、予選リーグで、強豪南アフリカを破ったことで、国内だけでなく、世界からも、「日本の奇跡」と驚嘆されたが、筆者が、ラグビーに興味を持つ切っ掛けとなった。残念ながら、日本は、決勝トーナメントには、進めなかったがーー。
このワールドカップ関連で、当ブログには、①2015.10.9、②10.11、③10.21、➃10.30、➄11.5 と、五件の記事を投稿している。
①で、日本の奇跡の様子を記している。
②で、ラグビー競技のルールについてあれこれ調べたが、観戦初心者が覚えておくべき最低限の4つのルールを示した、サイトが見つかった。(ラグビー観戦初心者が覚えておくべき最低限のルール4つ)
そこからの引用だが、初心者が覚えておくべきルールとして、以下の、4つに絞っているのが面白い。
図にある、ラグビーは陣取りスポーツである、というのが分かりやすい。また、ラグビーでは、ボールは前方へ、蹴るのはいいが、手で投げるのは禁止で(スローフォワードの反則)、前に落とすと、ノッコンの反則となる、というのも明快だ。
また、ラグビーでは、反則があると、スクラムを組んで決着をつけるが、スクラムは、観ていて、途中で崩れたり、そのまま、モールで移動したりするが、エンドラインギリギリでの攻防は、これが面白いところでもあり、イライラの元にもなる。
ラグビーで、選手同士が、スクラム、ラック、モールなど、何かと団子状になるのは、イライラの基だ。団子状になって、最後に、審判が、ノットリリースの判定を出すなどは、審判は何処を観ているのか、良く分からない。
相手陣地の、エンドラインぎりぎりで攻防を繰り返すさまは、醍醐味でもあり、イライラの元でもある。
〇アメフトの父
先日、「アメフトの父」と呼ばれる、ウォルター・キャンプの記事を、ネットで見つけた。
ラグビーとの共通点も多いようで、競技場のサイズ、楕円形のボール、相手のエンドゾーンに接地すれば得点になる、などだ。
人数は11人で行うこと、攻守(野球のイニングのようなもの)は、4回の間に一定距離を進まなければ、攻守が交代となること、などを、次々と採用し、現在のアメフトの基礎を築いたことを知った。(参照 第11話 アメリカンフットボールの起源と歴史 第1章|保田薫コラム)
アメフトでは、パスは、どの選手でも、どの方向にも、投げられ、勿論、ラグビーで厳禁の、前に投げるのも自由で、パスの受け手が先回りするのが、作戦の要だ。
安全のための防具は必須で、全員ヘルメットと肩当て(ショルダーパッドまたはショルダーと呼称)などのパッドで肩や腿を覆っていて、中世の武装集団のよう。首から上のタックルは禁止で、それ以外は許容されている。
タックルと言えば、数年前、日本大学と関西学院の定期戦で、アンフェア行為が行われたことが思い浮かぶ。(日大悪質タックル事件のアメフト界に対する取り返しのつかない罪 )
筆者の印象だが、ラグビーで感じる、イライラ状態や団子状態を無くして、すっきりさせて、専用の防具を着けて、ワイルドな、パワーのぶつかり合いに代えたのが、アメフトと言える。
ラグビーでは、ラグビーフットボールというように、足(フット)はよく使うが、アメフトでは、足は殆ど使わず、使うのは殆ど手・腕なのに、何故、NFLの呼称のように、フットボールというのか、不思議だ。ラグビーフットボールという歴史的な呼称が、残ったのだと思われる。
昨日は、NHKBSで、たまたま、日本ラグビーのトップリーグの試合が中継されていて、観る機会があり、若い選手たちが、二手に分かれて躍動する姿を久しぶりにみたが、ラグビーとアメフトとの違いを、改めて味わった。下図は、その結果である。
今季限りで引退すると表明している、ヤマハの五郎丸選手を久しぶりに観た。彼は、トライも決めており、キッカーとしても、何回か登場したが、例のお祈りのスタイルはなかった。彼の持つ得点記録が更新されたようだ。(2020-2021シーズンのジャパンラグビー トップリーグについて)
なお、日本の奇跡が起こった2015年の4年後の2019年、ラグビーワールドカップが、日本で開催され、日本は、予選を経て、決勝トーナメントへ進んだのだが、余り盛り上がらなかった。
〇シーズンのスケジュール
レギュラーシーズン 9月上旬から1月上旬まで 週1回(週末中心)
ポストシーズン 1月上旬からプレイオフに
各コンファレンスでは、各地区の優勝チーム(3)に、勝率のいいチームを加えて、4チームにして、プレイオフを行い、2月上旬の、スーパーボウルに向かって進んでいく。
今年も、ポストシーズン頃から、NHKBSでの放送が行われると思われるが、今から楽しみである。
2021の#55スーパーボウルは 、2/7に、タンパベイスタジアムで行われた。
結果は、
バッカニアーズ 対 チーフス
31 9
2022については、#56スーパーボウルが、2月6日(日)に、カリフォルニア州 ロス郊外のイングルウッドにあるソフィスタジアムが予定されている。此処は、AFCのロサンゼルス・チャージャーズと、NFCのロサンゼルス・ラムズの共用本拠地である。ここは、#55が開催予定だったが、工事が遅れて、#56の会場になった。2028開催予定の、ロス五輪の開閉会式場のようだ。