2021年1月29日(金) 米国バイデン体制本格始動
1月20日に就任式を終えたバイデン政権が、本格的に始動している。
◎閣僚候補が、上院で承認されるニュースが、連日伝えられていて、主な顔ぶれは以下。(図等はネットより)
・国務長官候補 ブリンケン氏
オバマ時代の副国務長官
・財務長官候補 イエレン氏
女性初の財務長官 前のFRB委員長
・国防長官候補 オースチン氏
オバマ時代の中央軍司令官
・厚生長官候補 ペセラ氏
政権の当面の最重点課題である、コロナ対策を推進
CDC統括 FDA統括 オバマケアの復活
・国連大使候補 グリーンフィールド氏
閣僚に格上げ アフリカ系
ブリンケン国務長官 イエレン財務長官
オースチン国防長官 ペセラ厚生長官
グリーンフィールド国連大使
◎数多くの大統領令に署名しているようだ。
WHO復帰
パリ協定復帰
地球環境問題は、政権の重要課題の一つとしている。
ケリー特使(元国務長官)を任命し、オランダでの気候適応サミットへ参加
4/22 大統領主催で気候変動サミット(オンライン形式)を開催予定
主要国を集めるーー日本にも招待状
ケリー特使
その他の数多くの大統領令に署名
◎政権の重い課題が、議事堂乱入事件の処理である。
米国憲政史上の超大事件である下図の議事堂乱入事件で、それを扇動した罪の疑いから、前トランプ大統領の弾劾裁判で、議会が動き始めている。裁判が行われれば、トランプ氏の公民権停止もありうるだろうか?
議事堂前の群衆
トランプ氏の弾劾裁判は、2月8日以降頃だろうか?
退任大統領への弾劾裁判は、民主、共和両党の関係もあり、どこまでやられるのか不明である。
韓国の大統領への退任後の裁判の例は記憶に新しい所。
ツイッター社は、トランプ氏が事件へ関与したと言うことで、在任中に常用した氏のアドレスを閉鎖したが、公共性の高いプラットホームでの、このような規制は、行き過ぎとの批判もある。
また、全米ゴルフ協会(PGA)は、協会の名誉を守るためとして、大会を予定していたトランプ氏所有のフロリダのゴルフ場での開催を、他へ変更している。
大前研一氏は、アメリカ社会の分断が助長されている現在の状況を、
Divided States of America
と風刺している!(修復不能!「Divided States of America」(アメリカ分断国)はどこへ行く? )
トランプ氏は、大統領就任式にも出席せず、下図のTV討論会以降現在まで、二人は対面していない! トランプ氏は、今は、フロリダの別荘で、ゴルフ三昧だろうか。