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フランスばやり  その2

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2019年6月26日(水)  フランスばやり   その2

 

 

 フランスでの最近のイベントの話題の中で、先日、以下の記事、

    フランスばやり  その1  (2019/6/22)

を投稿し、◎イベントの概要 として、① アヌシー国際アニメーション映画祭 を取り上げたところだ。

本稿は、前稿に続くもので、2件のイベントについて触れることとしたい。

 

(今朝早く、アヌシーで行われた、女子W杯の決勝トーナメントのオランダ戦を観たが、惜しくも、1-2で敗れ、ベスト8への進出はならなかった。いずれにしても、次稿で取り上げる予定だがーー。)

 

 

②男子サッカートゥーロン国際大会

 この大会のことは、あまり話題にならなかったことから、TV中継で実際に観たのは、決勝戦だけである。以下は、ネットで調査した情報をもとに纏めたものだ。(トゥーロン国際大会 - Wikipedia など参照)

 

 この大会は、2019/6/1~6/15の間、南仏のトゥーロン周辺で開催された。世界から集まった代表は、ヨーロッパ地域の4チーム(フランス、イングランド、ポルトガル、アイルランド)、アジア地域の4チーム(日本、中国、カタール、バーレーン)、北中米地域の2チーム(メキシコ、グアテマラ)、南米地域の2チーム(ブラジル、チリ)の12チームである。 

 選手の年齢制限については、変遷があり、現在はU23となっているようだが、チームによるばらつきもあるようだ。ナショナルチームのベストメンバーではないようで、若手選手を育成・発掘する見本市的な場にもなっているという。

 試合形式は、各ブロック4チームづつ、A、B、Cブロックに分かれて、予選リーグを戦う。 そして、各グループの1位の3チームに、最も成績が良かった2位の1チームを加えた4チームで、ノックアウトステージ(決勝トーナメント)を戦うものだ。

 

 予選リーグの結果は、Aブロック1位は日本(僅差で1位)、Bブロック1位はブラジル、Cブロック1位はアイルランドとなった。これに2位で最も成績が良かった、メキシコを加えた4チームで、以下のように、ノックアウトステージが戦われ、決勝戦は、トゥーロンで行われた。

 

   準決勝    日本ーメキシコ       日本が決勝へ

          ブラジルーアイルランド   ブラジルが決勝へ

   決勝     日本ーブラジル

   3位決定戦  メキシコーアイルランド

 

 ステージの組み合わせと対戦結果を示したのが、下図である。

     

 

 日本とブラジルとの決勝戦は、前半は、ブラジルが得点し0-1だったが、後半、日本が追いついて1-1で延長戦に。でも、延長戦でも決着がつかずPK戦に。

PK戦は、双方、4人目までが成功したが、キッカー5人目で、ブラジルは〇で、日本が×となり、5-4で、日本が惜敗した。 いつもながら、わくわくするPK戦であった。

 

  トゥーロン国際大会は、1967年から始まった、フランスがホスト国の大会で、これまで、47回を数える。1977年大会からは、FIFA公認となっている。

  日本が初めて参加したのは、2000年からという。これまでの日本の成績だが、2008年、準決勝に進んだが敗れ、3位決定戦にも敗れている。今回は、決勝まで進出し、PK戦で敗れたものの、準優勝というのは、大変な快挙と言えるようだ。                   

  

 ◎トゥーロン

 トゥーロンは、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地域圏(首府はマルセイユ)内にあるヴァール県の県庁所在地。人口は16.5万人

 現在、フランス海軍第一の軍港で、関連産業が集積・発展しているという。 有名な小説「レ・ミゼラブル」の主人公が収容されていたという、架空のトゥーロン刑務所がある。

 

 

 

③ルマン24時間レース

1923年から始まったという、歴史と伝統のあるモータースポーツの大会だ。

期日 6月16日(日)

時間 スタート15時~翌17日15時終了までの24時間

   註 ヨーロッパには、以下の、3つの標準時があり、しかも、今は夏時間中(+1)

      西ヨーロッパ標準時   WEST イギリス、ポルトガル(GMTとも)JST-9(+1)

      中央ヨーロッパ標準時 CEST フランス、ドイツ等の大半の欧州  JST-8(+1)

      東ヨーロッパ標準時  EEST フィンランド、ギリシャ等     JST-7(+1)

エントリ 4クラス 62チーム(日本から LMP1クラス 2チーム)

 

コース コースは、ルマン市の郊外に、1周13.626kmの下図のようなコースを設ける。驚いたことに、

    コース全体の2/3程は、普段は公道として使われている部分をレース用に閉鎖し、レース期間中だけ

    臨時のコースに転用しているようで、フランスのイベント好きの国民性のようなものを感じる。

     下図の黄色線を大まかな境界として、左側が常設➡であり、右側が臨時➡となるようだ。

    常設部分は、図の左下に点線で示されているように、ブガッティサーキットとして使っているコースの一部

    で、ピット施設や観客席がある。

      (以上 サルト・サーキット徹底解剖「名勝負の舞台、ル・マン24時間サルト・サーキット - Wikipedia 参照) 

   

       サーキットの概要:➡常設部分 ➡公道転用部分

2019年のレースは、日本勢にとって、極めて嬉しい結果となったようだ。

  トヨタが1位 2018年に続き、同じメンバーで連覇する、初の快挙。

  周回数は、385周で、総走行距離5246.10km 単純な平均時速 218km/h

   

      勝利を喜ぶトヨタチームの3人のドライバー(中央 中嶋)(ネットより)

 

 世界のモータースポーツの3大レースとして、ルマン24時間レースに加え、以下が毎年、開催されている。          

     インディ500  1911年~  アメリカ インディアナポリス

              1周2.5Mを200周⇒500M(約804km) 

              2017年 優勝 佐藤琢磨 所要時間3h13m

     モナコグランプリ 1929年~  モナコ モンテカルロ市街地コース  

              1周3.340kmを78周⇒約260km

              2019年 1位の所要時間1h43m 

  

 これら3レースを比較する時、ルマンは、総走行距離といい、時間も24時間で、夜も徹して走って競い合うという、耐久レースの桁違いの凄さを痛感させられる。

 

◎ル・マン市:ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏(首府 ナント)に属するサルト県の

       県庁所在地 

       人口 14.2万人


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