2019年4月15日(月) 八か村落し親水緑道 その2
本稿は、先日投稿した、
八か村落し親水緑道 その1 (2019/4/10)
の続編である。
前稿で触れたように、普段利用しているバスで、バス停の名称が変わっていたことから、新たに知ることとなった「八か村落し親水緑道」だが、実際に、足立区内のどこにあるのかが、よく分からなかった。
いつもの伝でネットで調べていたら、色んな情報の中に、この緑道を自分の足で辿って自作の地図を纏め、それをネットに掲載している篤志家がいた。これを、下図で引用させていただく。(八か村落し親水緑道 - コツコツ歩き隊!)
現在の地図に、「八か村落し親水緑道」を赤線で書き入れたもので、綾瀬駅近くから始まって、葛西用水親水水路との合流点まで示されている。途中、昔の八か村落しにある、蒲原、北三谷の地名も見える。
↓ バスルート 葛西用水親水水路 ↓
八か村落し親水緑道(赤線)
この図に、普段乗るバスのルートを、黒線で、分岐している葛西用水親水水路を、水色の線で挿入している。
また、前稿にある名称が変わったバス停は、綾瀬駅からのメトロ千代田線の支線と交わる近辺にあり、図で、緑色の〇で示している。
地図にある親水路は、綾瀬駅近くの、件のバス停近辺では、建物が多くて探しても見当たらないが、東綾瀬小学校のバス停の近辺では、バスの道路を横断している可能性が高く、見たような気もする。でも、走っているバスの中から、目を皿のようにして探したのだが、それらしいものは、なかなか見つからなかった。
そしてある日、ワイフKが、遂に、綾瀬駅行きのバスの左手に、親水緑道入口を示す石碑を見つけたというのである。やはり、場所は、バス停東綾瀬小学校の、少し手前のようだ。
この機会にと、当夫婦と、休日になっている息子を加えた3人で、天候もいい3月下旬のある日、やや距離はあるのだが、自転車に乗って、実地探訪に出かけることとなった。
自転車で、いつものバスルートを辿りながら進み、東綾瀬小学校の手前で、遂に、石碑を見つけたのである! 落とし物を探して見つかった時のような、何とも嬉しい気分。(下図)
さらに、石碑と道路の反対側に水路があり、地図に従って少し入ってみると、やや広い八か村落しファミリー公園があった。
八か村落しファミリー公園 桜花の下で
しばし、ファミリー公園で素晴らしい桜を眺めた後、元の石碑にもどり、地図に従って流水を遡って進んだ。
暫くしっかりした流れがあり、寺の裏手にある墓地の、道路に面した壁面から、多量の水が音を立てて水路に流れ込んでいる場所がある。流れを保つ工夫だ。この寺は、地図では、円生寺というようで、八か村にあった普賢寺ではないようだ。
さらに上流に進むと、次第に細い流れになり、地下に潜ってしまった。
しばらくして、再び地上の流れとなるが、途中、蒲原の地名もあった。そして、亀有へ行く時に通る、良く知っている東和病院の少し手前で、葛西用水との分岐点に達した。
東和病院の前には池があり、一帯の緑地とともに、東和親水公園となっている。
気が付いてみると、何か所かで、八か村落しや、親水路の看板が目に付くようになったのは、不思議である。
帰路は、良く知っている道を通って、行きつけの食堂に入り、3人で食事をした。
住んでいる足立区の、水と緑に恵まれている素晴らしさを、改めて知った自転車での探訪であった。
ここ暫く行っていない、綾瀬駅に近い日本武道館周辺の木々とせせらぎ、地図にある東綾瀬公園の風景、あやめと藤の菖蒲沼公園など、機会を作って回ってみたいものだ。
「余談」
月に一度開催される地域の高齢者の集まりで、この日の午後は、夫婦で認知症に関する、六木診療所の院長の話を聞いた。その講演の冒頭で、院長から、当日の朝方出かけて行ったファミリー公園で撮ってきたという、見事な桜の写真が紹介されたのである。
この場所は、集まりが終わった後に、当方が家族で出かけようとしている場所なのである。このことを、質問のついでに紹介したのだが、なんという偶然の一致だろうか! と、自分達も、出席の皆さんも驚いたことだ。