2015年4月24日(金) 恒例の牡丹寿司
先日だが、我が家のルーフバルコニーの鉢植えの牡丹が、今年も、見事に開花した。蕾が6個もついている、と思っていたら、どんどん大きく膨らんで、殆ど一斉に開花した。
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
とは、古来、女性の美しい姿を形容した言葉である。 芍薬の蕾はまだ小さく、百合は新芽が勢いよく伸びた所だが、一足先の牡丹である。
牡丹は、本来、花を愛でるものだが、可愛さ余って---ではないが、花を食すのである。
この中の花2個を切りとって、恒例の、牡丹寿司作りである。
花びらを薄塩でさっと茹でて、酢水に入れると、鮮やかな色のままだ。予め用意した酢飯を、オリーブの実と一緒にラップに載せて丸くし、その上に、この花びらを廻りに展げて行く。最後にラップを捻ると、丸い可愛い牡丹寿司が出来上がる。最後の仕上げは、指先が器用なワイフKの出番だ。
食べて見ると、牡丹のほのかな香りがあり、ピクルスのオリーブの苦味もいい。
なんとこの作品を、奈良と宮城の知人宛てに、他の荷物と一緒に、宅配便で送ってあげたことだ。
以前、ワイフKが、牡丹の花の食べ方を、知人から教えてもらったもので、以来、慣例のようになっている。当ブログにも、以下のように、投稿している。
牡丹寿司 2010/5/01
ふたたびの牡丹寿司 2011/5/01
今年も牡丹寿司 2012/5/01
牡丹寿司の季節 2013/4/21
一般には、花は食べないものだが、例外的に、やや積極的に食べるのは、春先の、菜花、フキノトウ、ワサビの花、さくらの花、等だろうか。往時は、乾燥したユリの花を、食べたことがあるが、最近は、手に入らなくなったのは残念である。
花が終わった、我が家の牡丹の株だが、御役目ご苦労さんと、今日、お礼肥をあげて、表舞台から定位置に戻したところである。又来年を楽しみにしよう。