2024年9月21日(土) お月さまに因んで
この9月17日、久し振りに、月見をした。
マンションの4階にある、自宅から観ると、南東方角の空に、丸い月が、煌々と照っていた。
改めて月を見るのは、何年ぶりになるだろうか。
近くのスーパーで、中にこしあんの入った月見団子を仕入れて、家族で賞味したことだ。
お月さまに因む話題を集めてみた。
◇地球と月との関係
地球と月との関係について、地球から見える月、月の明るさの変化、汐の満ち干、月食の理由。などについての科学的知見が、下記サイトに、詳しく出ている。
(国立科学博物館-宇宙の質問箱-月編.html)
手許にある、神宮館発行の「令和六年神宮間九星易断」には、旧暦(太陰歴)も載っているが、以下のように出ている。
新暦9月15日 仲秋の名月 十五夜 仲秋とは、旧暦8月のこと
新暦9月16日 旧暦の「望」 望とは、満月のこと(望の反対は朔)
つまり、今年の十五夜と満月には、一日のずれがあるようだ。
◇月に棲む生き物
地球上のどこから見ても、つきの見え方は変わらぬようだ。(下図)
でも、地域によって、色んな生き物にみえるようだ。(下図)
左上が、通常見える様子で、それを拡大したものが、上述の図だ。
日本 兎(うさぎ) 右上
外国 蟹(かに) 左下
本を読む女性 右下
蝎(さそり)に見える国もあるようだ。
◇月に因む童謡・唱歌を集めてみた。
以下は、手持ちの「にほん童謡・唱歌185曲集」に、全て掲載されている。
*月 文部省唱歌
♪でたでた月が まあるいまあるいまんまるい ぼんのような月が
かくれたくもは くろいくろいまっくろい すみのようなくもに
また出た月が まるいまるいまんまるい ぼんのような月が
小さい頃、歌詞を逆にして、以下のように歌って遊んだことを思い出した。
たでたでがきつ いーるまいーるまいるまんま のんぼなうよ がきつ
なんと、ネットの下記記事に、この逆さ歌が紹介されている!
(参照;たでたでがきつ - ある「世捨て人」のたわごと.html)
*うさぎ 文部省唱歌
♪うさぎ うさぎ なに見てはねる 十五夜お月さま 見て はねる
日本では、月にウサギが住んでいると思われていて、十五夜には、喜んでとびはねているようだ。
*十五夜お月さん 野口雨情詞 本居長世曲
♪十五夜お月さん ごきげんさん ばあやは おいとま とりました
十五夜お月さん 妹は いなかへ もられて ゆきました
十五夜お月さん かかさんに もいちど わたしは あいたいな
「おいとま」とは、休暇のことと思われる。。
「もられて」とは、子守奉公にいったということか、それとも貰われて?
「あいたいな」と、十五夜の月を見ながら、母親を思い浮かべているようだ。
別れて遠くで暮らしているか、あるいは、死別しているかも。
しんみりとした、短調の歌である。
◇月見
冒頭に述べた、お月見だが、今も、脈々と伝統は続いているようだ。
ネットにある図を引用させて貰う。
すすきが、仲秋を演出している。
下図も同様の風景だが、こちらも、月見団子はかなり大きいようだ(餡は入っているかな?)
月に棲むと言われる、うさぎが手前に見えている。